2020年03月05日

和歌山バス、和歌山バス那賀、交通系ICカード利用可能に

和歌山バス、和歌山バス那賀は今日、4月1日からICカード「kinoca」導入に合わせ、全国交通系ICカードも使えるようになると発表しました。
http://www.wakayamabus.co.jp/news/10card_20200305/

和歌山バス・和歌山バス那賀で利用可能になるのは、PiTaPa、ICOCA、Kitaca、Suica、PASMO、manaca、TOICA、はやかけん、nimoca、SUGOCAの10種類、いわゆる「10カード」です。バス車内で3,000円を限度に現金でチャージすることも可能。
こちらは空港リムジンバスも対象になるのでありがたいですね。

そして一般路線バス限定となりますが、PiTaPaは事前登録により「登録型割引サービス」が受けられるようになります。暦月(毎月1日~末日)に、事前登録した運賃以下の区間を繰り返し利用した場合、上限額が適用されます。PiTaPa倶楽部への登録が必要になりますが、特に南海との乗り継ぎ利用時にはおトクになりそうですね。  
Posted by わかやま小町 at 22:43Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年02月25日

ついに発表!和歌山バス・和歌山バス那賀 ICカード「kinoca」4月1日導入

和歌山バスと和歌山バス那賀は今日、4月1日より導入するICカード「kinoca」の概要を発表しました。
kinocaが使えるのは、両社が運行する一般路線バスで、空港リムジンバス、夜行高速バス、ふじと台バス、自治体コミュニティバスは対象外となります。

カードは1枚2,000円ですが、ここにはデポジット(預り金)が500円含まれるため、購入時に使えるのは1,500円となります。カードは繰り返し使え、返却時にデジポット500円が返金される仕組みなのは他の交通系ICカードと同様です。

ICOCAやPiTaPaなど他の交通系ICカードと異なる特徴は以下のとおりです。

●定期券利用でなくても記名式ICカードとすることができ、この場合は紛失時の再発行が可能(手数料等必要)。
●1日フリー乗車券としても利用可能で、この際は降車時にバス運転士に申し出ることでkinocaを1日フリー乗車券として扱えるようセットされます。運賃はkinocaからの引き去りになります。
●kinocaをIC定期にする場合は、金額式定期券となるため、記載された金額以内の区間であればどの区間でも利用可能になります。
●通学定期券(1年定期、学期定期)は適用期間が固定となります。
●暦月の利用額の5%(平日昼間と土休日・年末年始ダイヤ運転日は7%)をポイントとして翌月以降に付与。1ポイント=1円換算で利用可能。利用学に応じてボーナスポイントが加算。1ヶ月に2,000円以上利用すれば、現行のバスカード同等か割安に利用できる計算になります。

詳細はこちら。
http://www.wakayamabus.co.jp/news/kinoca/


和歌山市の70パスもIC化されます。
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kurashi/kourei_kaigo/1001096/1026739.html
ICカードに事前にチャージすることで、キャッシュレス利用が可能になるほか、利用人情報をカードに紐付けることで、毎年の更新が不要になるメリットも。これは便利かも。  
Posted by わかやま小町 at 21:42Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年02月20日

和歌山バス、和歌山バス那賀、3月31日で一部路線を廃止

和歌山バス、和歌山バス那賀は、3月31日限りで一部路線を廃止します。

●和歌山バス
 木の本線 76系統 南海和歌山市駅-次郎丸-木の本-ふれあいの郷
 岡崎線 91・92・96系統 JR和歌山駅東口-鳴神住宅前-岡崎-信愛短期大学(96系統は南海和歌山市駅発着)

●和歌山バス那賀
 那賀線 213系統 南海和歌山市駅-八軒家


 和歌山バスの木の本線は南海和歌山市駅と木の本を結ぶ路線として開設され、和歌山市が「ふれあいの郷」を開業した際に一部の便を延長。その後全便がふれあいの郷発着に延長されました。
 ここ数年は利用が減少傾向にあり、御膳松線80系統廃止時には木の本線が紀ノ川大橋を経由し、80系統の廃止区間の一部を通って次郎丸方面に向かうなどの変遷がありましたが、これも定着せず、元の運行形態に戻っていました。

 岡崎線は、もともと安原ゆきだったものを信愛短期大学発着に変更する形で2002年4月に誕生。当初は岡崎駅前と信愛短期大学を直結する93系統が運用されるなど精力的な運用が持たれていましたが、年々利用者は減少、日曜休日は運休となっていました。大学関係者の利用も大幅に落ち込んでいることから役目を終えたと判断されたとのことです。

 和歌山バス那賀の213系統は、南海電鉄バス時代から長い伝統のある橋本線(南海和歌山市駅-橋本駅前)の系譜に位置づけられます。和歌山線が電化されていない頃や当時の岩出町「住金団地」から住金和歌山製鉄所への通勤需要が活発な頃は毎時3本に加えて急行バスも運転されていたといわれていますが、道路整備や和歌山線の電化等の進展で乗客は減少の一途をたどり、那賀営業所以東の廃止、八軒家以東の廃止、と段階的に路線が短くなっていました。
 あさって22日のダイヤ改正からは土曜日のみの運行に縮小されることになっていますが、これは3月末の廃止を前提とし、人員不足等の事情で緊急的に平日の運用を削減せざるを得なかったものとみられます。


 いずれの路線も、昨年3月31日付けで廃止の前提で協議が進められていたのですが、暫定的に1年間の延長措置がとられ、地元との協議が進められていました。
 しかし利用が伸びる見込みがなく、交通事業者側の深刻な人手不足のほか、いわゆる働き方改革関連で時間外業務への制約が課せられたことなどが追い打ちをかける格好になった模様です。

 木の本地区、有本地区では、代替輸送手段として地域バス導入の議論が進められており、和歌山市が先日発表した新年度予算では、地域バス運行経費を大幅に増額しています。今後、協議が加速するものとみられます。


【18:30追記】現在のところ、同社ウェブサイトには記載がありませんが、バス停への掲示が始まっていることから、当ブログでもご紹介いたしました。  
Posted by わかやま小町 at 17:28Comments(1)和歌山交通ニュース

2020年02月14日

「にゃんにゃんにゃん」で貴志駅イベント

わかやま電鉄さんからリリースをいただきました。

来週土曜日は2月22日。令和2年2月22日と2が並びます。にゃんにゃんにゃん、ということで、初の猫の日イベントが開催されることになりました。
2月22日土曜日11:10から、貴志駅での開催となります。

2018年の西日本豪雨のあと、岡山県高梁市にある備中松山城に住み着いて今や「城主」となった猫・さんじゅーろーが人気ですが、そのさんじゅーろーの「家臣」のみなさんも高梁市から駆けつけ、まんじゅうをたま神社に献上するとかしないとか?!
しかも猫駅長たまと猫城主さんじゅーろーの写真展も特別開催(3月8日までの予定)!

また、よんたま駅長の初のキャラクターグッズ、記念入場券も登場予定とのことです。デザインは当日のお楽しみ(私どもの手元にもイメージイラストは届いておりません)。和歌山大学のねこサークル「ねこねここねこ」のみなさんなどもゲスト参加するなど猫づくしのイベントになるようです。

さらにさらに、サプライズもあるらしいです(この中身も当日までの内緒だそうです)。

ぜひ電車で貴志駅におでかけください♪  
Posted by わかやま小町 at 23:30Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年02月14日

和歌山バス那賀、2月22日減便改正

和歌山バス那賀は2月13日、ダイヤ改正を2月22日に実施することを発表しました。

●那賀線
 旧橋本線で唯一の残存区間である南海和歌山市駅-八軒家間が土曜日のみの運行に。

●紀伊粉河線
 イズミヤスーパーセンター乗り入れ便を減便。

●岩出樽井・岩出りんくう線
 一部ダイヤ変更。

●粉河熊取線
 一部ダイヤ変更と減便を実施。

ということで、運転本数の減少が目立つ内容となっています。

先日開催された和歌山市地域公共交通会議の場でも、県内のバス事業者の運転士不足が深刻な状態である旨の説明がありました。ここ数年、県内の事業者でも、不採算に加え、運転に必要な要員確保ができないことによる減便や廃止の動きが相次いでおり、今回の和歌山バス那賀の減便も要員確保が困難になっていることも事情にありそうです。

なお土曜日のみ運行という形態は岡崎線92系統(JR和歌山駅東口-岡崎)に次ぐ極めて珍しい運行となります。  
Posted by わかやま小町 at 21:15Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年01月12日

和歌山県庁、昨年度の公共交通資料集発表

和歌山県庁は1月10日、県内の公共交通機関資料集の2018年度版を公開しました。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/book.html

このなかに掲載されている、路線バスの乗車密度(1日・1kmあたりの平均輸送人員)のうち、和歌山市内に乗り入れている一般路線バスの乗車密度を抜き出しました。以下のURLに過去5年間の比較表を載せています。全般的に上昇傾向にあるようです。
http://ocean547.net/wap/pdf/20200112.pdf

上記掲載以前の数字はこちらに掲載しています。
http://ocean547.net/wap/pdf/20161101.pdf  
Posted by わかやま小町 at 19:21Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年01月06日

和歌山バスはどんなICカードシステムになる?予想しました

先日、和歌山バス・和歌山バス那賀が今年4月からICカードシステムを導入することを発表しました。バス車内でもアナウンスがはじまっています。
いま手元に入っている情報などから、どのような仕組みになるか予想してみます。

●独自カード?
 和歌山バスがICカード乗車券の名称とみられる商標登録をおこなっていることが確認されていること、和歌山市が「福祉バスカードなど市の施策として発行しているバスカードのIC化を予定」していることなどから、南海バス「なっち」などの他事業者のシステム活用などではなく、独自のICカードを発行することは確実とみられます。
 現行の磁気式バスカードの利用を今年9月いっぱいで取りやめる計画であることから、バスカードで実施中のプレミア(一般バスカードで10%、昼間バスカードで11.5%)は、例えばICカードに1000円現金チャージすれば1100円分利用できるなどのような形で引き継がれる可能性が考えられます。なお、現行の1日券は磁気式ですが、これは紙式にすることで対応できそう(コストも安くなります)。

●定期券もIC化?
 和歌山バスのプレスリリースでは現行の紙式定期券の販売も今年3月末で終了するとしていますので、おそらく定期券もIC対応するものと思われます。JRや南海との連絡定期券をお持ちの方はより便利になりそうです。

●他のICカードは利用できる?
 和歌山市が今年度の予算発表の際に、インバウンド向けに販売されているICOCAベースの「KANSAI ONE PASS」への対応を予定、としていること、国土交通省の交通系ICカード普及方針などから、ICOCA、PiTaPaをはじめとした、いわゆる「10カード(※)」はそのまま和歌山バス・和歌山バス那賀でも使える可能性が高そうです。
 逆に、和歌山バス・和歌山バスのカードを10カードエリアで使うことは難しいものと思われます。10カードの「片乗り入れ」になりそうです。

※10カードとは…Kitaca(JR北海道)、Suica(JR東日本)、PASMO(首都圏私鉄・地下鉄)、TOICA(JR東海)、manaca(中京圏私鉄・地下鉄)、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA(JR九州)、nimoca(西日本鉄道)、はやかけん(福岡市交通局)の主要交通系ICカードの総称


これら詳細については今年2月中に発表されるとのこと。発表されましたら当ブログでもご紹介いたします。  
Posted by わかやま小町 at 17:14Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年01月06日

ニタマ電車、2021年デビューを予定

和歌山電鉄は1月5日、貴志駅でたま駅長就任13周年記念式典を開催しました。
今年の目玉はなんといっても「ニタマ電車」のデザイン発表。

昨日現場にいらっしゃった方によると、クラウドファウンディングを活用しながら改造資金を集め、2021年3月デビューを計画している旨の発言があったとのことですが、今日更新された和歌山電鐵の小嶋社長のメッセージにはデビュー期日の記載はありませんでした。
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2020/01/06/%e3%83%8b%e3%82%bf%e3%83%9e%e9%9b%bb%e8%bb%8a%e3%81%ae%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e7%99%ba%e8%a1%a8%ef%bc%81-%e2%80%95%e8%b2%b4%e5%bf%97%e9%a7%85%e9%95%b7%e5%b0%b1%e4%bb%bb5%e5%91%a8%e5%b9%b4/

今年8月10日に確定版の内外装デザインと、クラウドファウンディングの詳細を発表する予定とのことですが、いまのところは、
(1)貴志川線の黒字化を願って黒地の車体にする
(2)デザインは今回も水戸岡鋭治さんが担当する
(3)しっぽがつけられないか検討している(昨日現場での発言から)
(4)(小嶋社長は)2021年3月のデビューを目指している(でも確定ではなさそう)
ということが決まっているようです。

貴志川線には2両編成が6本在籍していますが、未改造なのは2272編成(チャギントンラッピング広告)、2274編成(動物愛護ラッピング広告)の2本のみ。イメージイラストには「2702」の車番が記載されていることから、チャギントンラッピング広告編成が改造を受ける可能性が高そうです。
動物愛護ラッピング広告は2018年6月から3年間の契約ですので、2021年のデビューには間に合いません。チャギントンは、和歌山電鐵の親会社の岡山電気軌道が出稿していますので、比較的自由が効くという事情もありそうです。


なお、昨年の貴志川線まつりの際に発表された「枕木オーナー制度」については、その後貴志川線運営委員会で提案のあった「つり革オーナー制度」と合わせて現在制度設計中。年度内に開始できるよう準備を進めているとのことです。

インバウンド需要が一巡し、沿線の就労人口の減少に気象災害も重なって赤字に転落している貴志川線。「乗って応援」のほか、サポーターや寄付など様々な形で応援する仕組みが準備されています。沿線のみなさんも鉄路を残すためにできることに取り組んでいきたいですね。  
Posted by わかやま小町 at 16:45Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年12月21日

たま駅長就任13周年記念式典で新デザイン電車イメージ発表?!

わかやま電鉄さんからリリースをいただきました。

1月5日はたま駅長が駅長就任した日、ということで毎年記念式典が開催されています。
2020年も1月5日11時から、貴志駅で開催されます。今回は、わかやま電鉄の小嶋社長、貴志駅ニタママネージャー駅長、伊太祈曽駅よんたま駅長のほか、和歌山県仁坂知事、和歌山市尾花市長、紀の川市中村市長が出席。
今回の目玉は、わか電が業績回復のために進行中の「キシカイセイプロジェクト」のひとつ、新しい改装車両のイメージデザインが発表される、ということだそうです。さて、どうなりますか。

終了後は、小嶋社長、ニタマ・よんたま駅長から、参加者のみなさんに「福銭」の配布が行われます。

昨年の台風被害、沿線人口とインバウンド客の減少などで、赤字が続いているわか電、現在様々な施策の準備が進められています。2020年はそれらを実行に移していく年になるようです。沿線もみなさんで応援していきましょう!  
Posted by わかやま小町 at 13:00Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年12月16日

南海にHYDEサザン登場!

南海電鉄は今日、和歌山市ふるさと観光大使でもある、ラルク・アン・シェルのボーカル・HYDEさんが今年和歌山ビッグホエールで開催した「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY -WAKAYAMA-」のキービジュアルと当日ライブの模様、友ヶ島、和歌山マリーナシティなどを配したラッピングトレインを12月23日から運行することを発表しました。

南海のプレスリリースはこちら。
http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/191216.pdf

ラッピングされるのは特急サザンの座席指定車10000系4両編成。12月23日からなんば-和歌山市・和歌山港間を、自由席車両4両を併結して走ります。運行期間は2020年10月まで。

これは特に女性ファン必見!となりそうですね。  
Posted by わかやま小町 at 20:07Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年12月14日

和歌山バス、来年4月1日からICカード対応へ

和歌山バスは来年4月1日からICカードサービスの利用の開始と、現行の磁気式バスカードと紙式の定期券の発売を来年3月31日で終了する予定であることを明らかにしました。
磁気式バスカードについては来年9月30日で利用中止となる予定。

なお、ICカードサービスの詳細は追って公表するとのことです。

リリースはこちら。
http://www.wakayamabus.co.jp/news/%e7%a3%81%e6%b0%97%e5%bc%8f%e3%83%90%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%bb%e7%b4%99%e5%bc%8f%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%88%b8%e3%81%ae%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e5%8f%8a%e3%81%b3%e5%88%a9%e7%94%a8%e3%82%92/

残額があるバスカードの取り扱い等も未公表ですが、他社では手数料なしでの返金やICカードに振り返る手続きをおこなっている所もあり、これに準じた取扱になるのではないかとみられます。

既報ですが、来年度から和歌山市の「元気70パス」や「福祉バスカード」のIC化の方針も明らかになっているほか、ICOCAをベースとした訪日外国人向けのパスの利用を開始させる意向も和歌山市が明らかにしていることから、独自ICカードのほか、いわゆる「10カード」をはじめ、全国共通利用ができるICカードも利用できるようになるものとみられます。  
Posted by わかやま小町 at 12:48Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年12月14日

JR西日本、来年3月14日ダイヤ改正概要発表

JRグループは12月13日に、来春3月14日にダイヤ改正を実施することを発表しました。
そのなかから、和歌山都市圏に関することをピックアップします。

JR西日本和歌山支社のリリースはこちら。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/191213_00_wakayama.pdf

●きのくに線海南-紀伊田辺、和歌山線全線でICカード乗車券が利用可能に
 これについては既報ですが、サービス開始日が3月14日と正式に発表されました。
 和歌山線では、(1)通勤通学時間帯を除く2両ワンマン列車、(2)通勤通学時間帯の2両ワンマン・4両ワンマン列車でICカードの利用方法が異なります。

(1)通勤通学時間帯を除く2両ワンマン列車:乗車・下車は1両目の一番前のドアに統一されます
 和歌山、岩出、橋本では、入場時・出場時に駅設置のICカードリーダーにタッチ。粉河駅から乗車する際に限り駅設置のIC改札機にタッチ。
 それ以外の駅では、列車乗車時には列車に設置されている乗車用(青色)・下車用(黄色)のカードリーダーにタッチ。

(2)通勤通学時間帯の2両ワンマン・4両ワンマン列車:すべてのドアが開きます。
 和歌山、岩出、橋本では、入場時・出場時に駅設置のICカードリーダーにタッチ。粉河駅で乗車・下車する際は駅設置のIC改札機にタッチ。
 それ以外の駅では乗車時に列車の乗車用(青色)カードリーダーにタッチし、下車時には各車両の運転席後ろにある下車用(黄色)のカードリーダーにタッチ。なお、紀伊山田、中飯降、笠田、紀伊小倉の高校最寄り駅では下車用カードリーダーが駅に設置されているのでこちらにタッチすることで代用可能。

 和歌山線でICOCAが発売されるのは和歌山、岩出、粉河、橋本の4駅。ICOCAへのチャージは列車内の運賃箱か、和歌山、岩出、打田、粉河、名手、笠田、高野口、橋本の各駅の券売機で可能。
 また和歌山線はPiTaPaポストペイエリア(後払い方式)に含まれるほか、橋本駅を介した南海との連絡定期券の発売も開始されます。

 きのくに線の御坊-紀伊田辺間の2両編成のワンマン列車も和歌山線と同型の227系に置き換わります。きのくに線海南-紀伊田辺で新規にICカードが利用できる駅は、駅にIC改札機が設置されます。御坊以北の各駅では券売機でのチャージに対応。
 またきのくに線御坊以南のワンマン列車も、混雑時間帯や主要駅を除いて先頭車の一番前のドアからの乗車・下車に統一されます。

 さらに、これにともないJR和歌山駅を発着するJR線の全列車がJR型の車両に統一されます。関西の府県庁所在地の主要駅では大阪、三ノ宮に続いて3駅目となります。


●くろしお全列車が日根野に停車
 今年3月のダイヤ改正で日根野に停車するくろしおが増加していましたが、来春改正ですべてのくろしおが日根野駅に停車します。

●パンダくろしおが固定ダイヤに
 人気が高い「パンダくろしお」が、くろしお6号→くろしお3号→くろしお26号→くろしお25号に固定されます。なおパンダくろしおはまもなく2編成目が登場することからほかにもパンダくろしお編成で運転される列車が登場します。  
Posted by わかやま小町 at 00:36Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年12月08日

和歌山バス、今年も年末年始フリー乗車券(乗車「板」?)発売

和歌山バスは今年も恒例の年末年始フリー乗車券を発売します。

今回も、新年の干支をあしらった絵馬のような形をした木製の乗車券です。
1月1日まで発売で、1枚1,000円。

なお、一般路線のみ有効のため、ふじと台バス・空港リムジンバス・夜行高速バスでは使えません。
また和歌山バス那賀と和歌山バス那賀が受託運行するコミュニティバスも乗ることはできません。

とはいえ、一般の1日フリー券でも1,000円なのに、5日間使えて1,000円というのもお得です。

毎年、年末年始は、新和歌浦ゆきの増発と和歌山大学線がほぼ現状維持になる以外は、全体的に本数を減らす特別ダイヤになりますので、その点だけご留意を。

詳しくはこちらで。
http://www.wakayamabus.co.jp/topics/sinsyun2019/  
Posted by わかやま小町 at 21:00Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年12月05日

今年も開催!わか電クリスマス電車

わかやま電鉄は12月22日、毎年大好評のクリスマス電車を運行します。
今日12月5日からウェブ限定で申込受付を開始しました。

運行日は12 月22日(日)で、以下の6本が対象です。
・貴 志10:03 発~和歌山10:34 着 いちご電車
・和歌山10:55 発~貴 志11:27 着 いちご電車
・貴 志12:33 発~和歌山13:04 着 チャギントン電車
・和歌山13:25 発~貴 志13:57 着 チャギントン電車
・貴 志14:33 発~和歌山15:04 着 いちご電車
・和歌山15:25 発~貴 志15:58 着 いちご電車

対象は小学生以下の子ども。応募はわかやま電鉄ウェブサイト(http://www.wakayama dentetsu.co.jp)の申し込みフォームより。先着順です。

参加費は無料ですが、小学生以上は1日乗車券の購入が必須となります。各駅での受付時に1日乗車券を提示することでプレゼント引換券を受け取ることができます。


また今日5日から、いちご電車、おもちゃ電車、たま電車の3編成がクリスマス仕様になります。
沿線の和歌山信愛女子短期大学の学生さんが2014年に作成したクリスマスヘッドマークを取り付け、水戸岡鋭治さんデザインのクリスマスのイラストポスターが車内に掲出されています。
クリスマス仕様は25日まで。  
Posted by わかやま小町 at 22:34Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年11月08日

講演会「地域公共交通の再生とまちづくり」、南海市駅ビル詳細発表など

和歌山市交通政策課さんからご案内をいただきました。

和歌山市では、11月25日にシンポジウム「地域公共交通の再生とまちづくり」を11月25日月曜日14時から、和歌山市役所14階の大会議室で開催します。
講師は株式会社経営共創基盤代表取締役CEOの冨山和彦さん。同社は、みちのりホールディングスなど地方の公共交通再生にも積極的に関わっていますが、冨山さんが和歌山市出身だったとは!
「地域公共交通の再生とまちづくり~LRTなどのイノベーションの可能性と課題~ 」をテーマに話されます。

聴講には事前申込みが必要です。
11月18日までに、お名前・ご所属(団体・企業等から出席の場合)・住所・連絡先(複数人の場合は代表者の連絡先)を、和歌山市交通政策課に伝えて申し込んでください。定員100名、先着順になりますのでご了承を。

詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kankou/event/1003233/1025565.html


それと、2019年10月の運賃改定にともなって改訂した「wap+」の全市域版がこのほど和歌山市交通政策課ウェブサイトに公開されました!
市内各所でも配布されていますが電子データはこちらからご覧いただけます。
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/016/143/201910.pdf


●南海和歌山市駅ビル「キーノ和歌山」概要発表
南海電鉄と和歌山市は11月7日、南海和歌山市駅新駅ビル「キーノ和歌山」のオープンを来年4月下旬とするとともに、駅ビル内の概要を発表しました。
http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/191107.pdf

商業棟の1階は、和泉市に拠点を置く「野菜の店にしだ」が中核となる食品スーパー「ロックスターファーム」。このほか関西から和歌山初出店のテナントが複数入ります。
2階は飲食店街「キーノ・ザ・フードホール」として、和歌山県内で展開されている店舗が集積。
また、イメージキャラ「キノまる」も公開されました。詳しくは上記PDFをご覧ください。


●御坊南海バス、熊野交通に吸収合併へ
南海電鉄グループでは、南紀エリアに拠点を置く傘下の子会社の再編を実施する方針を明らかにし、10月1日に瀞峡ウォータージェット船事業などを新会社に移管するなどしていました。続いて、11月1日に、御坊南海バスが熊野交通に吸収される形で合併することを電子公告で明らかにしました。
http://www.g-nankai.co.jp/

合併日は来年1月1日付で、御坊南海バスは合併に伴って解散する方針とのこと。御坊南海バスの昨年3月31日付貸借対照表では、前年より財政基盤は改善しているものの、負債が相当額に上っており、事業者の合併により、財政基盤の強化を図るものとみられます。

御坊南海バスの路線・車両等は合併後の熊野交通にそのまま移管するものと思われますが、「御坊南海バス」の名前は年末をもって消滅することになるとみられることから、現在の御坊南海バスの姿がみられるのはあと2ヶ月足らずとなりそうです。  
Posted by わかやま小町 at 21:10Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年10月24日

「パンダくろしお」延長&編成追加投入決定!

JR西日本は、きのくに線で運行している287系「くろしお」1編成に施している、アドベンチャーワールドとのタイアップによるラッピング列車「パンダくろしお・Smileアドベンチャートレイン」について、現有の編成は当初の予定を延長して来年8月までの運転とするとともに、ほぼ同じラッピング列車をもう1編成、今年の12月から2023年夏までの予定で追加投入することを発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/10/page_15164.html

これにより、今年12月から来年8月までの間は「パンダくろしお」が2編成となるほか、来春以降は運行時刻を固定するとしています。

現在の「パンダくろしお」は車両のやりくりの関係で、毎日違った列車に充当されていますが、「運行時刻を固定する」ということは、くろしおの車両運用を見直すことを意味しているものと思われ、来春のダイヤ改正で283・287・289系の担当の持ち替えが発生する・・・のかもしれません。

来春のダイヤ改正では和歌山線の227系での車載IC改札機が本格稼働するほか、車両運用の見直しもあると思われ(現在のダイヤに対して導入された新型車両の数が多めになっているとみられています)、和歌山地区のJR線は来春大きな変化があるのかも。要注目です。  
Posted by わかやま小町 at 17:07Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年10月17日

第13回貴志川線まつり、11月3日開催!

貴志川線運営委員会主催の「貴志川線まつり」が11月3日の日曜日に開催されることが発表されました。

10時から14時半、場所は例年通り伊太祈曽駅構内と伊太祁曽神社。
たま駅長のふわふわやミニいちごトレイン、猫顔フェイスペインティング、運転台で写真撮影、電車の洗車体験、飲食ブース、登録有形文化財の伊太祈曽駅車庫で大迫力の演奏を披露してくれるオルケスタ・デ・タスケルオの登場など、楽しいイベントが盛りだくさん。

また、事前申込制で「臨時列車でGO!」として、臨時列車に乗りながら鉄道の保安装置の仕組みを学ぶイベントも。10月19日から和歌山電鐵ウェブサイトで受付開始となります(参加費が必要です)。

なお、会場には駐車場はありませんので、貴志川線で来場ください。
また混雑で列車のダイヤが乱れることがあります。時間に余裕を持ってお越しください。

https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/  
Posted by わかやま小町 at 16:18Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年10月17日

105系和歌山線ラストラン、10月26日開催!

JR西日本和歌山支社は、和歌山線で105系電車のラストランイベントを10月26日土曜日に開催することを発表しました。

105系4両編成で、和歌山9:16発、橋本10:27着、折返しが橋本13:09発、和歌山14:15着となり、途中の停車駅は岩出、粉河のみです。
橋本発の電車では、これまで橋本駅で展示されていた105系の写真が車内に掲出される予定。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。
https://www.westjr.co.jp/life/region/pdf/wakayama/20191017.pdf  
Posted by わかやま小町 at 16:13Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年09月30日

和歌山バス・成田空港交通、夜行高速バス11月1日運賃改定、ほか

和歌山バスと成田空港交通は、11月1日出発便から夜行高速バスの運賃を改定することを発表しました。
http://www.wakayamabus.co.jp/news/yakou_fare20191101/

10月1日の消費税率引き上げにともなう運賃改定時に、夜行高速バスの運賃改定は11月1日に実施することがアナウンスされていましたが、今日9月30日付けでの発表となりました。出発日・出発地に関わらず一律200円値上げ(ただしC運賃適用日の早割は据え置き)となります。


また明日10月1日の和歌山バス一般路線の運賃改定にともないJR和歌山駅・南海和歌山市駅の案内看板が取り替えになりますが、この改定を担当させていただきました。JR和歌山駅の1番~4番乗り場の改定版案内図のPDFをこちらでご紹介しています。
http://ocean547.net/wap/


なお、和歌山市交通政策課が発行している「wap+」についても10月改定版が登場します。この改定についても当方でお手伝いさせていただきました。10月下旬にお目見え予定です。こちらもどうぞ。  
Posted by わかやま小町 at 21:34Comments(0)和歌山交通ニュース

2019年09月13日

和歌山都市圏公共交通機関、2019年秋の話題

先日、和歌山市主催の会議の場で、各交通事業者等から情報提供がありました。
いくつかご紹介いたします。なお、まだ詳細が決まっていないものもありますが、決まればリリースいただけるとのことですので、現時点では下記の各件について、事業者さんへのお問い合わせはなさらないようにお願いします。

【JR西日本】
 今月末に、JR和歌山線が新型車両227系に統一されますが、これに伴い運用を離れる105系電車の引退記念イベントの計画があるそうです。詳細が決まればリリースされるとのことです。

【南海電鉄】
 加太さかな線の利便性向上の一環で、トイレが設置されている駅で今後、洋式化・男女完全分離化などの改修工事が順次行われる予定だそうです。

【和歌山バス】
 今年4月から運用をスタートしたバスロケーションシステムは毎月15万件前後の利用があるそうです。和歌山市等の財政支援を活用したICカード導入は現在準備中、年内には仕様などを正式発表できる見通し。

【南海フェリー】
 今年度「フェリーあい」を新造中。夏に進水し、現在は内装などの艤装を進めているところ。グリーン席が2階になり、船内エレベータなどバリアフリー設備も設けられる予定だそうです。

【和歌山市】
 紀三井寺団地地区の地域バス、加太地区のデマンドタクシーに続く地域公共交通機関の運行について、和歌山市内3地域で地域側の運営組織の準備を進めているそうです。

【和歌山大学】
 今年秋から、MaaSの研究がスタートする計画。


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上記とは別に、ひとつ残念な話題ですが、和歌山バス那賀で、創業22(ツーツー)周年を記念して運行が開始された、和歌山バス創業時の復刻塗装を施した車両が先ごろ引退しました。

南海ウイングバス南部からの移籍車をベースに、写真や社員・和歌山バスファンのみなさんの記録や証言などを元に、外装を相当忠実に再現した車両でしたが、老朽化には勝てず、引退となったとのことです。晩年は側面が不法投棄防止を呼びかけるラッピング広告をまとうなど、ファンからするともったいたい!と思わせる出来事もありましたが、バスファンでなくても「昔懐かしい」と好評だっただけに残念ですが、やむを得ませんね。  
Posted by わかやま小町 at 20:27Comments(0)和歌山交通ニュース