2024年09月18日
JR西日本、和歌山線でもサイクルトレイン実証実験実施へ
JR西日本はきのくに線でサイクルトレイン事業を実施していますが、来月より和歌山線でもサービスを開始することを発表しました。
和歌山線へサービス拡充!
「わかやま線サイクルトレインプラス」実証実験スタート
https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/09/page_26103.html
まずは実証実験ということで、10月6日以降の日曜・祝日限定で、完全予約制となります。
このほかの条件として、利用可能区間は和歌山-五条間で、乗降可能な駅は和歌山、岩出、粉河、橋本、五条の5駅、1本の列車につき3台まで。また朝時間帯の和歌山着便、夕時間帯の和歌山発便の一部は対象外。
予約はこちらから。
https://www.jr-odekake.net/railroad/kuroshio/cycletrain/
そういえば沿線自治体などで構成する「和歌山線活性化検討委員会」の新キャラクターにも自転車に乗っている人物がいましたね。この伏線だったのかも。
https://www.westjr.co.jp/press/article/2023/10/page_23651.html
これで、和歌山県内のJR線のほとんどで自転車持ち込みが可能になります。列車と自転車を乗り継ぎながら自在に旅が楽しめそうです。
和歌山線へサービス拡充!
「わかやま線サイクルトレインプラス」実証実験スタート
https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/09/page_26103.html
まずは実証実験ということで、10月6日以降の日曜・祝日限定で、完全予約制となります。
このほかの条件として、利用可能区間は和歌山-五条間で、乗降可能な駅は和歌山、岩出、粉河、橋本、五条の5駅、1本の列車につき3台まで。また朝時間帯の和歌山着便、夕時間帯の和歌山発便の一部は対象外。
予約はこちらから。
https://www.jr-odekake.net/railroad/kuroshio/cycletrain/
そういえば沿線自治体などで構成する「和歌山線活性化検討委員会」の新キャラクターにも自転車に乗っている人物がいましたね。この伏線だったのかも。
https://www.westjr.co.jp/press/article/2023/10/page_23651.html
これで、和歌山県内のJR線のほとんどで自転車持ち込みが可能になります。列車と自転車を乗り継ぎながら自在に旅が楽しめそうです。
2024年08月08日
JR西日本、今夜からきのくに線特急運休へ(23:00追記)
今日の夕方、日向灘を震源とするM7.1の大きな地震がありました。
今回の震源域と地震の規模が「南海トラフ地震臨時情報」検討の規程の範囲内に入ったことを受け、気象庁が緊急の会議を開催し、「巨大地震注意」を発表しました(会議は、地震の場所・規模が規程の範囲内に入れば必ず開催されるもので、これだけをもって地震の危険性が切迫しているという性格のものではありません)。
この「注意」は、通常と比べて巨大地震の発生確率が高まっていることから、対象エリアの住民に十分な備えなどの注意を呼びかけるものです。根拠としては、過去110年間に発生した「モーメントマグニチュード7.0以上の地震後に、M8クラス(モーメントマグニチュード7.8以上)の地震が発生した件数」が、「モーメントマグニチュード7.0の地震が発生せずに7.8以上の地震が発生した件数」を統計的に上回っていること、だそうです。
これを受けて、南海トラフ巨大地震の発生が懸念されるエリアの鉄道各社は今日夕方から対策を開始しています。
このうち和歌山県内では、JR西日本が今日の夕方以降大阪を発車し、白浜・新宮方面に向かう特急くろしおの運転を日根野で打ち切りにするほか明日以降当面の間特急くろしおは運転を取りやめます。御坊以南の普通電車は運転しますが速度を落としての運転となります。
※8/8 23:00追記 現時点でくろしおは「全区間運休」「和歌山以南運休」「御坊以南運休」の3種類の情報がメディアで取り上げられています。現時点ではJR西日本公式サイトには記載がないため、最新の情報はJR西日本のウェブサイトでご確認ください。
JR東海は特急南紀を1週間程度運休。普通列車も速度を落とす方針です。
その他東海道新幹線も東海地区で速度を落として運転するなど、各地で影響があるようです。
今回の臨時情報は1週間をめどに更新されるとみられており、その際に引き続き「注意」となれば措置が継続されるものとみられます。
お盆を前に予定の再考を余儀なくされる方も多いかと思いますが、安全最優先の措置ということで、対応いただければと思います。
なお今回の措置に伴うきっぷの払い戻し手数料は無料になります。
今回の震源域と地震の規模が「南海トラフ地震臨時情報」検討の規程の範囲内に入ったことを受け、気象庁が緊急の会議を開催し、「巨大地震注意」を発表しました(会議は、地震の場所・規模が規程の範囲内に入れば必ず開催されるもので、これだけをもって地震の危険性が切迫しているという性格のものではありません)。
この「注意」は、通常と比べて巨大地震の発生確率が高まっていることから、対象エリアの住民に十分な備えなどの注意を呼びかけるものです。根拠としては、過去110年間に発生した「モーメントマグニチュード7.0以上の地震後に、M8クラス(モーメントマグニチュード7.8以上)の地震が発生した件数」が、「モーメントマグニチュード7.0の地震が発生せずに7.8以上の地震が発生した件数」を統計的に上回っていること、だそうです。
これを受けて、南海トラフ巨大地震の発生が懸念されるエリアの鉄道各社は今日夕方から対策を開始しています。
このうち和歌山県内では、JR西日本が今日の夕方以降大阪を発車し、白浜・新宮方面に向かう特急くろしおの運転を日根野で打ち切りにするほか明日以降当面の間特急くろしおは運転を取りやめます。御坊以南の普通電車は運転しますが速度を落としての運転となります。
※8/8 23:00追記 現時点でくろしおは「全区間運休」「和歌山以南運休」「御坊以南運休」の3種類の情報がメディアで取り上げられています。現時点ではJR西日本公式サイトには記載がないため、最新の情報はJR西日本のウェブサイトでご確認ください。
JR東海は特急南紀を1週間程度運休。普通列車も速度を落とす方針です。
その他東海道新幹線も東海地区で速度を落として運転するなど、各地で影響があるようです。
今回の臨時情報は1週間をめどに更新されるとみられており、その際に引き続き「注意」となれば措置が継続されるものとみられます。
お盆を前に予定の再考を余儀なくされる方も多いかと思いますが、安全最優先の措置ということで、対応いただければと思います。
なお今回の措置に伴うきっぷの払い戻し手数料は無料になります。
2024年07月18日
わか電「伊太祈曽駅マルシェ」、南海復刻塗装
まず、和歌山電鐵から「伊太祈曾駅マルシェ」のご案内をいただきました。
8月3日土曜日、10時から15時の間、伊太祈曽駅周辺で開催されます。
飲食ブース・キッチンカーが5店舗、和歌山県産梅酒の飲み比べ、こども縁日など、和歌山放送との共催で開催されます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://wakayama-dentetsu.co.jp/event/14929/
そして南海電鉄からは、加太さかな線第5編成「かなた」の登場直後ではありますが、通勤車両7100系の登場55周年を記念し、4両1編成を緑のツートンカラーに復刻し、8月21日から南海線・空港線で運行されることが発表されました。
https://www.nankai.co.jp/news/240718.html
南海では高野線のステンレスカー6000系1編成を登場当時の無塗装の姿に戻して運行されており鉄道ファンの人気を集めており、これに続く復刻塗装となります。銚子電鉄に移籍した旧2200系が緑のツートンカラーの「シニアモーターカー」として運行開始しこちらも人気となっているそうです。復刻塗装ブームはまだ続くのか?!気になるところです。
なお、泉北高速鉄道もステンレス車両3000系1編成を登場当時の復刻塗装にすることを発表しています。
https://www.nankai.co.jp/lib/groupinfo/news/pdf/240718.pdf
8月3日土曜日、10時から15時の間、伊太祈曽駅周辺で開催されます。
飲食ブース・キッチンカーが5店舗、和歌山県産梅酒の飲み比べ、こども縁日など、和歌山放送との共催で開催されます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://wakayama-dentetsu.co.jp/event/14929/
そして南海電鉄からは、加太さかな線第5編成「かなた」の登場直後ではありますが、通勤車両7100系の登場55周年を記念し、4両1編成を緑のツートンカラーに復刻し、8月21日から南海線・空港線で運行されることが発表されました。
https://www.nankai.co.jp/news/240718.html
南海では高野線のステンレスカー6000系1編成を登場当時の無塗装の姿に戻して運行されており鉄道ファンの人気を集めており、これに続く復刻塗装となります。銚子電鉄に移籍した旧2200系が緑のツートンカラーの「シニアモーターカー」として運行開始しこちらも人気となっているそうです。復刻塗装ブームはまだ続くのか?!気になるところです。
なお、泉北高速鉄道もステンレス車両3000系1編成を登場当時の復刻塗装にすることを発表しています。
https://www.nankai.co.jp/lib/groupinfo/news/pdf/240718.pdf
2024年06月28日
わか電、昨年の利用者数は微増もコロナ前水準には及ばず
和歌山電鐵はこのほど、2023年度の営業正式をとりまとめました。
それによると、年間の利用実績は2022年度と比べると6%増の159万人となったものの、定期券利用者が新型コロナの影響が年間を通じてなかった2018年度と比較しておよそ24%減の状態が続いており、いまだ深刻な状況となっています。
また6月の水害など自然災害関連の復旧費用、電気代の上昇などに伴い、約1300万円の赤字を計上。累積損失は1.5億円となっています。
昨年5月の新型コロナ感染症の5類感染症化以降、インバウンドが徐々に戻ってくるなど定期外利用は堅調に推移していますが、定期券、特に沿線の少子化の進行に伴う通学定期券の落ち込みが大きいのが響いているようです。通勤定期もコロナ前の水準には遠く及ばず、沿線の現役世代人口の減少に加え、吉礼西トンネル開通で貴志川方面から和歌山市内に向かう道路が複数になったことなども影響しているのではないかとみられます。
仮に6月豪雨、8月の落雷による車両故障による運休がなければ営業成績はもう少しよかった可能性もありまず。1年が経過した今でも、資材調達のめどが立たず一部仮復旧の状態の箇所もあるといい、いまだ運休が続くJR津軽線や美祢線、肥薩線などのように、地方路線が自然災害に見舞われた時のダメージは非常に大きいものがあると感じさせます。
今年度は、和歌山大学の研究グループなどによる収益向上に向けた実証実験、和歌山信愛大学の「おかしな駅弁」など、周辺の学生さんによる活性化事業も行われる見込みです。少しでも営業が上向くことを祈ってやみません。
それによると、年間の利用実績は2022年度と比べると6%増の159万人となったものの、定期券利用者が新型コロナの影響が年間を通じてなかった2018年度と比較しておよそ24%減の状態が続いており、いまだ深刻な状況となっています。
また6月の水害など自然災害関連の復旧費用、電気代の上昇などに伴い、約1300万円の赤字を計上。累積損失は1.5億円となっています。
昨年5月の新型コロナ感染症の5類感染症化以降、インバウンドが徐々に戻ってくるなど定期外利用は堅調に推移していますが、定期券、特に沿線の少子化の進行に伴う通学定期券の落ち込みが大きいのが響いているようです。通勤定期もコロナ前の水準には遠く及ばず、沿線の現役世代人口の減少に加え、吉礼西トンネル開通で貴志川方面から和歌山市内に向かう道路が複数になったことなども影響しているのではないかとみられます。
仮に6月豪雨、8月の落雷による車両故障による運休がなければ営業成績はもう少しよかった可能性もありまず。1年が経過した今でも、資材調達のめどが立たず一部仮復旧の状態の箇所もあるといい、いまだ運休が続くJR津軽線や美祢線、肥薩線などのように、地方路線が自然災害に見舞われた時のダメージは非常に大きいものがあると感じさせます。
今年度は、和歌山大学の研究グループなどによる収益向上に向けた実証実験、和歌山信愛大学の「おかしな駅弁」など、周辺の学生さんによる活性化事業も行われる見込みです。少しでも営業が上向くことを祈ってやみません。
2024年05月20日
和歌山バス「サウスウェーブ号」プレミアムシート車引退
和歌山バスは、成田空港交通と共同で、和歌山・堺と横浜・東京・千葉方面を結ぶ夜行高速バス「サウスウェーブ号」を運行しています。
2012年に追加料金1,000円で利用できる「プレミアムシート」を設定した新型車両「アゼリア」を導入。夜行高速バスへの新規参入事業者が増加している時期に、わずか1,000円の追加料金で2席分を占有できるプレミアムシートは一躍人気となり、旅行を扱うメディアでも多く取り上げられるなど話題を呼びました。
ガラッと変わったカラーリングも話題でした。
しかし運行開始から12年が経過、車両の老朽化が著しくなり、定期運用から離脱し、引退することになったとのこと。一般路線バスは20年を超えても大きなトラブルなく運行されることもありますが、高速バスは走行距離が一般路線バスよりも長くなるため寿命が短いといわれています。話題をよんだ車両だけに、惜しむ声も多そうです。
なお、プレミアムシートこそないものの、ピンクのカラーリングを受け継いだ「アゼリアII」が次の主力となるようですが、和歌山バスは南海バスが運行している夜行高速バス「サザンクロス」の鎌倉方面便の運行を一部受託している関係で、南海バスから夜行バス仕様の車両が移籍しています。もう1両移籍してくるような話もあるみたいで、アゼリアIIの検査時には「サザンクロス」仕様の車両が走行するようになる・・・かもしれません。
2012年に追加料金1,000円で利用できる「プレミアムシート」を設定した新型車両「アゼリア」を導入。夜行高速バスへの新規参入事業者が増加している時期に、わずか1,000円の追加料金で2席分を占有できるプレミアムシートは一躍人気となり、旅行を扱うメディアでも多く取り上げられるなど話題を呼びました。
ガラッと変わったカラーリングも話題でした。
しかし運行開始から12年が経過、車両の老朽化が著しくなり、定期運用から離脱し、引退することになったとのこと。一般路線バスは20年を超えても大きなトラブルなく運行されることもありますが、高速バスは走行距離が一般路線バスよりも長くなるため寿命が短いといわれています。話題をよんだ車両だけに、惜しむ声も多そうです。
なお、プレミアムシートこそないものの、ピンクのカラーリングを受け継いだ「アゼリアII」が次の主力となるようですが、和歌山バスは南海バスが運行している夜行高速バス「サザンクロス」の鎌倉方面便の運行を一部受託している関係で、南海バスから夜行バス仕様の車両が移籍しています。もう1両移籍してくるような話もあるみたいで、アゼリアIIの検査時には「サザンクロス」仕様の車両が走行するようになる・・・かもしれません。