2024年10月29日

きのくに線白浜以南、輸送密度18%増、ほか

JR西日本は今日、輸送密度(1日1kmあたり利用者数)2,000人未満の路線の昨年度の営業実績を公開しました。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241029_press_senkubetsukeieizyoukyou.pdf

和歌山県内ではきのくに線の白浜-新宮間が該当するのですが、2023年度のこの区間の輸送密度は935人、赤字額は29.3億円であることが明らかになっています。この区間は距離が長く維持管理経費が他の路線に比べて多いことから赤字額は今回発表のあった区間の中では2番目に多くなっています(1番目は山陰本線出雲市-益田間の赤字額30.8億円でこちらも距離が長いことなどが影響しているとみられます)。
一方で輸送密度は昨年よりも約18%の増加となっています。インバウンドの増加に加え、「サイクルトレイン」「くろしおサイクル」などの取り組みの効果が表れているのではないかとみられます。


次に、同じくJR西日本は通学定期券について、12月1日以降は初回購入時のみ、卒業予定年月がわかる通学証明書が必要になりますが、在学中の更新時は通学証明書を不要とする措置を始めると発表しました。みどりの券売機などで更新ができることから利便性の向上が期待できます。
なお、他社との連絡定期も対応することから、和歌山電鐵の定期券も対象になるのではないかとみられます。


明光バスからは、来年2月もしくは3月からICOCAをはじめとしたいわゆる10カードへの対応を始めると発表しました。
利用可能になるのは高速バスと快速熊野古道号を除く一般路線バス。10カード対応とはしていますが、ICOCAについては明光バスのフリー乗車券の機能を追加できるようになるとのことで、JRとの連絡を考慮してICOCAをメインに打ち出しているようです。


そして11月3日(日・文化の日)貴志川線祭りです。空模様が気になりますが少雨結構です。
貴志川線の永続を応援するイベントです。自家用車の駐車場は一切ありません。電車でお越しくださいね。

きのくに線白浜以南、輸送密度18%増、ほか

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Posted by わかやま小町 at 22:30│Comments(0)和歌山交通ニュース
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