2013年06月26日

暫定運行路線、一部存続へ

 昨年10月から、和歌山バスの木の本線(76系統/南海市駅-ふれあいの郷)、御膳松線(80・81系統/JR和駅・南海市駅-御膳松)、鳴神線(90・94系統/南海市駅・JR和駅-風土記の丘)と、六十谷線の一部(82系統・さんさんセンター経由便)が廃止対象となり、和歌山市からの欠損補助による暫定的な運行の継続が実施されてきましたが、6月の和歌山市議会での答弁で、どうやら木の本・鳴神については乗車率アップとなり、存続の方向性が示された模様です。
 御膳松線については廃線が決定的とのこと。さんさんセンターについては、六十谷線としては存続断念という話も舞い込んできています(ただし、和歌山バス那賀の8月1日の路線新設で那賀病院行きの一部がさんさんセンター発着になる見通し)。

 複数の市議会議員のみなさんのブログやツイッターなどによる情報を取りまとめただけで、特にさんさんセンターについては情報が錯綜しています。確定した情報ではありませんが、速報までに・・・。

 ちなみに、和歌山バス那賀の新路線である紀伊打田線ですが、まだ運輸当局の認可待ちの状態とのことで、まだ停留所や運行ダイヤなどは正式に確定していません(岩出市ウェブサイトでの掲載はフライングとのことです・・・)。しかし、まるっきりの新設路線ですので、これまでの大規模改定の例からすると、通常のダイヤ改定よりも早くに詳細は公表されるものと思われます。


 なお、各路線の乗車率アップに向けて、わかやま小町では、昨年10月に発行した和歌山都市圏公共交通路線図「wap2.2」を増刷したほか、和歌山市交通政策課と連携して乗車を呼びかけるチラシの制作などを担当し、wapとチラシが対象路線沿線のご家庭に届けられました。少しでも乗車率アップにつながったのであれば光栄です。

 ちょうど今週から、バス協会による路線バス利用を促進する宣伝がバス前面に掲出されています。税金が大量に投入されている大阪市や京都市などの公営交通や、もともと膨大な需要がある大都市の交通機関と異なり、地域の民間公共交通機関はもともと採算性に難があるところがほとんどといってもいいと思われます。
 鉄道やバスがなくなって困るのは将来の私達の世代であるということを常に考えながら、たまには電車やバスを利用してお出かけしませんか。クルマに依存するまちは、クルマに乗ることが困難になる世代が多くなるほど住みづらくなります。みなさんのその意識ひとつで、交通機関の将来は大きく変わります!

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Posted by わかやま小町 at 00:46│Comments(0)和歌山交通ニュース
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