2023年04月27日
和歌山バス、一部路線の廃止を表明+和歌山市地域バスの動き
和歌山バスは今年10月1日に路線の一部を廃止することを近畿運輸局に申請し、4月18日に公示されました。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/info/jikou/jiankouji.html
・・・の「近運自一公示第1号(令和5年4月18日付け)」です。
今回、廃止する予定の区間として挙げられたのは以下の区間です。
・雑賀崎循環線(30・33系統)長路~雑賀崎~新和歌浦
・鳴神線(90・94系統)黒田~JR和歌山駅東口~紀伊風土記の丘
・六十谷線(83・84系統)梶取~楠見小学校前、垂井~川永団地
・栄谷線(89系統)次郎丸~楠見小学校前
4月27日に開かれた「和歌山市地域公共交通会議」でもこの件が協議事項として取り上げられました。
和歌山バス側は(1)人口減少・少子化による利用減、(2)新型コロナの影響、(3)燃料高騰やドライバー不足などを要因とした判断であるとしながらも、市内の公共交通ネットワークはできるだけ維持していきたい姿勢を表明。これに対して和歌山市は、観光客の誘客を目指す雑賀崎、改めて開発計画を進めることが決まっているJR和歌山駅東口からバス路線がなくなるのはできるだけ避けたいという意思表示をおこない、県庁や近畿運輸局等も交えた協議を続け、何らかの対策がとれないか検討することになりました。
なお今回の申請では、雑賀崎循環線のみが通る水軒口-西浜間、六十谷線のみが通る楠見行者前-六十谷間は廃止対象外となっているほか、栄谷線の代替路線として、現在休止中の和歌山大学直行線(79系統)の一部である和歌山大学前駅東口から第二阪和国道を経由して楠見小学校前に至る区間が案として提示されています。
今後の協議を経てどうなるかは未知数ですが、上記のことからしますと、和歌山駅~日赤前~水軒口~西浜~新和歌浦、和大前駅~楠見小~近大附属校前~六十谷、といった運行系統の新設が視野に入っているとみられます。
27日の会議では、昨年実施された、和歌山市地域バスの実証運行の結果も発表されました。
昨年は有功、木本・西脇、川永、湊、安原、四箇郷の6地区で実証運行が実施されました。実証運行の結果、有功、木本・西脇、川永の3地区で本格運行に向けた動きが取れそうという判断になったといいます。しかし川永地区は、最も多くの乗降があったスーパーセンターイズミヤ紀伊川辺店が3月に閉店したことから、店舗の跡地の動向をみて検討を行うこととし、まず有功、木本・西脇の2地区での本格運行への準備を進めることとなりました。
これらの件については続報がありましたらお知らせします。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/info/jikou/jiankouji.html
・・・の「近運自一公示第1号(令和5年4月18日付け)」です。
今回、廃止する予定の区間として挙げられたのは以下の区間です。
・雑賀崎循環線(30・33系統)長路~雑賀崎~新和歌浦
・鳴神線(90・94系統)黒田~JR和歌山駅東口~紀伊風土記の丘
・六十谷線(83・84系統)梶取~楠見小学校前、垂井~川永団地
・栄谷線(89系統)次郎丸~楠見小学校前
4月27日に開かれた「和歌山市地域公共交通会議」でもこの件が協議事項として取り上げられました。
和歌山バス側は(1)人口減少・少子化による利用減、(2)新型コロナの影響、(3)燃料高騰やドライバー不足などを要因とした判断であるとしながらも、市内の公共交通ネットワークはできるだけ維持していきたい姿勢を表明。これに対して和歌山市は、観光客の誘客を目指す雑賀崎、改めて開発計画を進めることが決まっているJR和歌山駅東口からバス路線がなくなるのはできるだけ避けたいという意思表示をおこない、県庁や近畿運輸局等も交えた協議を続け、何らかの対策がとれないか検討することになりました。
なお今回の申請では、雑賀崎循環線のみが通る水軒口-西浜間、六十谷線のみが通る楠見行者前-六十谷間は廃止対象外となっているほか、栄谷線の代替路線として、現在休止中の和歌山大学直行線(79系統)の一部である和歌山大学前駅東口から第二阪和国道を経由して楠見小学校前に至る区間が案として提示されています。
今後の協議を経てどうなるかは未知数ですが、上記のことからしますと、和歌山駅~日赤前~水軒口~西浜~新和歌浦、和大前駅~楠見小~近大附属校前~六十谷、といった運行系統の新設が視野に入っているとみられます。
27日の会議では、昨年実施された、和歌山市地域バスの実証運行の結果も発表されました。
昨年は有功、木本・西脇、川永、湊、安原、四箇郷の6地区で実証運行が実施されました。実証運行の結果、有功、木本・西脇、川永の3地区で本格運行に向けた動きが取れそうという判断になったといいます。しかし川永地区は、最も多くの乗降があったスーパーセンターイズミヤ紀伊川辺店が3月に閉店したことから、店舗の跡地の動向をみて検討を行うこととし、まず有功、木本・西脇の2地区での本格運行への準備を進めることとなりました。
これらの件については続報がありましたらお知らせします。
Posted by わかやま小町 at 22:00│Comments(0)
│和歌山交通ニュース
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