2018年09月21日

JR西日本、昨年度の利用実績を公開

JR西日本は9月20日、「データで見るJR西日本」の最新版を公開しました。
これはJR西日本の営業実績や車両、駅、運営体制等を冊子にとりまとめたもので、ウェブサイトからPDF版が閲覧できます。

今回更新されたのは2017年度のデータで、JR西日本が管轄する各路線の利用実績なども公開されています。
2016年度と比較してみますと…

★阪和線
 全線(羽衣線含む) 平均通過人数 2016年度106,959人/日 → 2017年度108,887人/日
 日根野-和歌山 平均通過人数 2016年度36,983人/日 → 2017年度37,222人/日

★和歌山線
 全線(和歌山-王寺) 平均通過人数 2016年度4,980人/日 → 2017年度4,817人/日
 和歌山-五条 平均通過人数 2016年度4,760人/日 → 2017年度4,540人/日

★きのくに線
 全線(和歌山市-和歌山-新宮) 平均通過人数 2016年度5,144人/日 → 2017年度5,092人/日
 和歌山市-和歌山 平均通過人数 2016年度3,653人/日 → 2017年度3,999人/日
 和歌山-白浜 平均通過人数 2016年度8,701人/日 → 2017年度8,630人/日
 白浜-新宮 平均通過人数 2016年度1,252人/日 → 2017年度1,222人/日

…と阪和線は微増、和歌山市-和歌山間は1割の増加となりましたが、ほかは微減。特に和歌山線の和歌山-五条間は今年2月に紀の川市で開かれたシンポジウムでJR和歌山支社が明かしていたように、旧国鉄が整理対象としたいわゆる「赤字83線」の基準(定期客が3000人以下)に少しずつ近づいています。きのくに線の白浜以南もさらに数を減らしています。

 運賃収入額も公表されており、阪和線は全線で268億円、和歌山線は15億円、きのくに線は55億円となっています。営業費用が公開されていませんので推察に過ぎませんが、車両数、距離等から察するに、おそらく和歌山線・きのくに線は赤字、特に白浜以南の経営状況は極めて厳しいと思われます。

同じカテゴリー(和歌山交通ニュース)の記事画像
キシカイセイプロジェクト続々!
わか電、通販サイトリニューアル、新グッズも販売! ほか
和歌山バス「OCEAN」塗装車、残り2台に
今年も絵手紙電車運行開始!
wap+ 2019年改訂版間もなく登場!
2月23日、和歌山線新型車両に手をふろうキャンペーン!
同じカテゴリー(和歌山交通ニュース)の記事
 和歌山バス、4月1日と4月5日にダイヤ改正を実施【3/24追記あり】 (2024-03-22 21:32)
 和歌山バス那賀、3月16日ダイヤ改正、熊取発が繰り下げ! (2024-03-18 21:19)
 和歌山バス路線廃止問題その後、など (2024-02-23 10:20)
 紀の川市も貴志川線70おでかけ回数券導入 (2024-02-20 21:04)
 貴志川線にも70パス導入? 和歌山市新年度予算 (2024-02-16 23:57)
 和歌山市、自動運転バスの実証運行を2月に実施 (2024-01-30 15:53)
Posted by わかやま小町 at 00:21│Comments(0)和歌山交通ニュース
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。