2016年07月02日
7月最初のニュースヘッドライン
7月1日は結構大きな出来事が相次ぎましたね。
★JR阪和線で新型車両運転開始、さっそくきのくに線にも入線
JR阪和線への投入が予告されていた225系5000番台2次車24両が7月1日より営業運転を開始しました。4両編成がシャトル電車(日根野-関西空間)から運用を開始し、その後関空・紀州路快速と直通快速に、6両編成が普通電車として運転されたほか、当初のプレスリリースにはなかった、和歌山以南のきのくに線への入線を果たしました。
この新型車両の見分け方は簡単で、列車種別の表示がこれまでの幕式から鮮やかなフルカラーLEDになっていること。実はこれまでよりも運転・制御装置のバックアップ体制が充実していることと、車内にWi-Fiが飛んでいることといった相違点が見られます。
この電車は今後も増備が続けられ、最終的には阪和線の顔として長年活躍したスカイブルーの103系、JR西日本になって導入されたステンレス205系が阪和線から去る見込みです。
★スルッとKANSAI、共通磁気カードの発売中止を発表
京阪神の私鉄で共通して利用できたスルッとKANSAIカード(改札機を通す磁気カード)。ICカードのPiTaPaへの移行が進んでいることなどを理由に、来年1月でスルッとKANSAI対応の磁気カードの発売を終了し、再来年には利用もできなくなることがは発表されました。南海電鉄が発売するコンパスカード、泉北高速鉄道が発売するブルーライナーカードも同時期に発売・利用の終了を発表しました。
PiTaPaエリアでもICOCAなどJR系のICカードが利用できるなど、ICが優勢となったなか、磁気カードの共通利用を取りやめて、コストを縮減したい意図がうかがえます。
しかしながら、和歌山県内に拠点を置くスルッとKANSAI対応カードが使えるバス事業者3社(和歌山バス・和歌山バス那賀・南海りんかんバス)はICカードはまだ使えません。自社のカードシステムを利用し続けることになるのか、はたまた・・・。
ちなみに前にも書きましたが、ICカードシステムを導入すると億単位の初期投資と、年間数千万円単位の維持費がかかるとも言われています。PiTaPa傘下に入ろうが、JR傘下に入ろうが、システム利用料が相当高額になるという話もあり(JR系のほうが割高ともいわれていますが…)、利用者の利便性は向上しても事業者側のメリットが少ないICカードシステムを地方事業者が導入するには相当なハードルがありそうです。
なお、ことでんバスがICカードシステムを導入した際の初期コストは約9億円、南海バスの堺管内でICカードシステムを導入した際には初期コストが約3億円かかったとの記録があります(いずれも行政系の補助金などをうまく活用したようですが…)。折からの運転士不足もあり収益がなかなか伸ばせない各社、果たして・・・。
★和歌山バス、安全への投資続く
最近、和歌山バスの車両を見て違和感を感じた方は…少ないと思いますが(笑)。ノンステップバスなどには最初からバックモニターがついていましたが、ここ数ヶ月のうちにほとんどの車両にバックモニターが設置されました。屋根の上を取り囲むように取り付けられていた広告看板(これも全国的に珍しくなったものです)も車両背面のみ取り外されており、管理人はこれに違和感を感じていたのです(^^;
ちなみに、かつてモノクロカメラが登載された車両はありましたが、バックモニター搭載車には、カラーの液晶モニターが運転席に取り付けられています。運賃表示器の液晶化も進んでおり、車両はなかなか新しくはなりませんが、接客・安全設備への投資は着実に進んでいるようです。
★JR阪和線で新型車両運転開始、さっそくきのくに線にも入線
JR阪和線への投入が予告されていた225系5000番台2次車24両が7月1日より営業運転を開始しました。4両編成がシャトル電車(日根野-関西空間)から運用を開始し、その後関空・紀州路快速と直通快速に、6両編成が普通電車として運転されたほか、当初のプレスリリースにはなかった、和歌山以南のきのくに線への入線を果たしました。
この新型車両の見分け方は簡単で、列車種別の表示がこれまでの幕式から鮮やかなフルカラーLEDになっていること。実はこれまでよりも運転・制御装置のバックアップ体制が充実していることと、車内にWi-Fiが飛んでいることといった相違点が見られます。
この電車は今後も増備が続けられ、最終的には阪和線の顔として長年活躍したスカイブルーの103系、JR西日本になって導入されたステンレス205系が阪和線から去る見込みです。
★スルッとKANSAI、共通磁気カードの発売中止を発表
京阪神の私鉄で共通して利用できたスルッとKANSAIカード(改札機を通す磁気カード)。ICカードのPiTaPaへの移行が進んでいることなどを理由に、来年1月でスルッとKANSAI対応の磁気カードの発売を終了し、再来年には利用もできなくなることがは発表されました。南海電鉄が発売するコンパスカード、泉北高速鉄道が発売するブルーライナーカードも同時期に発売・利用の終了を発表しました。
PiTaPaエリアでもICOCAなどJR系のICカードが利用できるなど、ICが優勢となったなか、磁気カードの共通利用を取りやめて、コストを縮減したい意図がうかがえます。
しかしながら、和歌山県内に拠点を置くスルッとKANSAI対応カードが使えるバス事業者3社(和歌山バス・和歌山バス那賀・南海りんかんバス)はICカードはまだ使えません。自社のカードシステムを利用し続けることになるのか、はたまた・・・。
ちなみに前にも書きましたが、ICカードシステムを導入すると億単位の初期投資と、年間数千万円単位の維持費がかかるとも言われています。PiTaPa傘下に入ろうが、JR傘下に入ろうが、システム利用料が相当高額になるという話もあり(JR系のほうが割高ともいわれていますが…)、利用者の利便性は向上しても事業者側のメリットが少ないICカードシステムを地方事業者が導入するには相当なハードルがありそうです。
なお、ことでんバスがICカードシステムを導入した際の初期コストは約9億円、南海バスの堺管内でICカードシステムを導入した際には初期コストが約3億円かかったとの記録があります(いずれも行政系の補助金などをうまく活用したようですが…)。折からの運転士不足もあり収益がなかなか伸ばせない各社、果たして・・・。
★和歌山バス、安全への投資続く
最近、和歌山バスの車両を見て違和感を感じた方は…少ないと思いますが(笑)。ノンステップバスなどには最初からバックモニターがついていましたが、ここ数ヶ月のうちにほとんどの車両にバックモニターが設置されました。屋根の上を取り囲むように取り付けられていた広告看板(これも全国的に珍しくなったものです)も車両背面のみ取り外されており、管理人はこれに違和感を感じていたのです(^^;
ちなみに、かつてモノクロカメラが登載された車両はありましたが、バックモニター搭載車には、カラーの液晶モニターが運転席に取り付けられています。運賃表示器の液晶化も進んでおり、車両はなかなか新しくはなりませんが、接客・安全設備への投資は着実に進んでいるようです。
Posted by わかやま小町 at 21:40│Comments(0)
│和歌山交通ニュース
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