2016年03月12日

わかやま電鉄、今年4月1日運賃改定認可

今年1月に申請された、わかやま電鉄の4月1日からの運賃改定が3月11日付で認可されたことが発表されました。
リリースは以下に掲載されています。
http://www.wakayama-dentetsu.co.jp/images/unchin-ninka.pdf

改めて、現行運賃と改定後の運賃は以下のとおりです。

170円→190円(和歌山からでは神前まで)
230円→250円(和歌山からでは岡崎前まで)
290円→310円(和歌山からでは伊太祈曽まで)
330円→360円(和歌山からでは大池遊園まで)
370円→400円(和歌山からでは西山口以遠)

繰り返しになりますが、消費税導入時・消費税率改定時を除けば、南海時代の90年台前半以来、約25年ぶりの値上げとなります。
もともとわか電移管後5,6年後をめどに運賃改定を予定していたものが、和歌山市・紀の川市の欠損補助金の支給範囲内に赤字が収まったこともあり、補助金が欠損補助から設備改修への補助金に移管するタイミング(=補助金は赤字補てんには使えない)での運賃改定になっています。

2016年度は、たま駅長逝去にともなう需要増の反動、外国人観光客の増加の落ち着き、運賃改定による一定の旅客逸走を想定し、輸送人員は今年度見込みの年間232万人を少し下回ると予測していますが、さらなる営業努力をおこない、それ以上の乗客減を避ける目標を立てています。
また、線路などの設備改善に積極的に取り組むことも明らかにしています。

今回のリリースでは鉄道部門の収支シミュレーションも公開されており、赤字幅を圧縮していく目標が提示されています。それでも鉄道部門は赤字で、グッズやたまカフェなど鉄道外部門の収益で赤字を補う構造となる見込みで、沿線の一層の盛り上げが必須となりそうです。

なお、現在のところ、今年度の乗客数とグッズ売り上げ額は、わか電移管後最高となる見通しです。

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Posted by わかやま小町 at 00:32│Comments(0)和歌山交通ニュース
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