2015年06月27日
和歌山市長、来年度以降の貴志川線への支援を表明
各種報道によりますと、昨日の和歌山市議会本会議で、来年度以降のわかやま電鉄への支援のあり方についての質疑に対する答弁で、和歌山市の尾花市長は、次年度以降も支援を継続する方向で和歌山県・紀の川市・わかやま電鉄と協議を進めていることを明らかにしました。
わかやま電鉄への経営移管に際しては、(1)線路・駅舎用地を自治体所有にすること(これがたま駅長を生んだ遠因でもあります)、(2)和歌山県が2.4億円を拠出し変電所設備の改修を実施すること(これにより沿線3箇所の変電設備が伊太祈曽に集約され、1500Vへの昇圧が実現)、(3)和歌山市・紀の川市は2006年度から2015年度までの10年間、毎年8200万円を上限(和歌山市65%・紀の川市35%)とした欠損補助をおこなうこと、の3点が自治体からの支援策として実施されています。
今年度が(3)の最終年度に当たることから、次年度以降の対応が注目されていました。
報道によると、次年度以降の具体的な支援策の内容についての言及はなかったということですが、大きな一歩になりそうです。
なお、このほど貴志川線の2014年度決算が出まして、約6400万円の赤字とのこと。昨年度は消費増税前の駆け込み需要の反動から始まることから厳しい財政が懸念されていましたが、外国人観光客のさらなる増加と、グッズ販売収入の増加が赤字縮小に寄与したようです。線路や電柱の改修なども進められていますが、まだ不十分で、今回の和歌山市長の表明はひとつ明るい材料になりそうです。
わかやま電鉄への経営移管に際しては、(1)線路・駅舎用地を自治体所有にすること(これがたま駅長を生んだ遠因でもあります)、(2)和歌山県が2.4億円を拠出し変電所設備の改修を実施すること(これにより沿線3箇所の変電設備が伊太祈曽に集約され、1500Vへの昇圧が実現)、(3)和歌山市・紀の川市は2006年度から2015年度までの10年間、毎年8200万円を上限(和歌山市65%・紀の川市35%)とした欠損補助をおこなうこと、の3点が自治体からの支援策として実施されています。
今年度が(3)の最終年度に当たることから、次年度以降の対応が注目されていました。
報道によると、次年度以降の具体的な支援策の内容についての言及はなかったということですが、大きな一歩になりそうです。
なお、このほど貴志川線の2014年度決算が出まして、約6400万円の赤字とのこと。昨年度は消費増税前の駆け込み需要の反動から始まることから厳しい財政が懸念されていましたが、外国人観光客のさらなる増加と、グッズ販売収入の増加が赤字縮小に寄与したようです。線路や電柱の改修なども進められていますが、まだ不十分で、今回の和歌山市長の表明はひとつ明るい材料になりそうです。
Posted by わかやま小町 at 22:31│Comments(0)
│和歌山交通ニュース
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