2014年07月03日
NHK和歌山で公共交通問題の特集
昨日2日、NHK和歌山局の「あすのWA!」「わかやま845」で県内の路線バス問題が取り上げられていました。
残念ながらウェブニュースには掲載されていませんが、主に昨秋からの田辺市周辺の路線バスの撤退問題をベースに、過疎地域を中心に自治体やNPOによる輸送サービスが展開されている様子が放映されていました。
現在、都市部を中心に起こっている、路線バスの運転士不足は和歌山県内でも同様のようで、県内複数の路線バス事業者が常時乗務員を募集している状況でもあり、乗務員不足と赤字解消に向けた道筋という相反する課題に立ち向かわねばならない問題が浮き彫りになっています。特に2011年9月の紀伊半島大水害で創業以来初めて全路線運休を余儀なくされた事業者もあるなど、あの水害のダメージは未だボディブローのように事業者にのしかかっているようです。
白浜町では、旧日置川地区を中心に、路線バス撤退の代替手段検討のための会議が立ち上がるなど、各地で路線バスのあり方を考える取り組みが進んでいます。しかしながら、和歌山県全体をみるとタクシー台数が人口比で多いこともあってか、社会福祉法人やNPO法人等による「福祉有償運送」など、過疎地域のお年寄りを安価に輸送するサービスが展開できる地域が全国的に見ても非常に限られているのが実態です。既存の交通機関が残っているうちに「交通権」を行政・事業者・住民が各々で自主的に考える取り組みが求められているのかもしれません。
なお、和歌山市では、現在、公共交通空白地域2地区での「住民バス」導入の可能性を探る取り組みが徐々に始まっています。こちらも何らかの動きが出てきましたらお知らせできると思います。
残念ながらウェブニュースには掲載されていませんが、主に昨秋からの田辺市周辺の路線バスの撤退問題をベースに、過疎地域を中心に自治体やNPOによる輸送サービスが展開されている様子が放映されていました。
現在、都市部を中心に起こっている、路線バスの運転士不足は和歌山県内でも同様のようで、県内複数の路線バス事業者が常時乗務員を募集している状況でもあり、乗務員不足と赤字解消に向けた道筋という相反する課題に立ち向かわねばならない問題が浮き彫りになっています。特に2011年9月の紀伊半島大水害で創業以来初めて全路線運休を余儀なくされた事業者もあるなど、あの水害のダメージは未だボディブローのように事業者にのしかかっているようです。
白浜町では、旧日置川地区を中心に、路線バス撤退の代替手段検討のための会議が立ち上がるなど、各地で路線バスのあり方を考える取り組みが進んでいます。しかしながら、和歌山県全体をみるとタクシー台数が人口比で多いこともあってか、社会福祉法人やNPO法人等による「福祉有償運送」など、過疎地域のお年寄りを安価に輸送するサービスが展開できる地域が全国的に見ても非常に限られているのが実態です。既存の交通機関が残っているうちに「交通権」を行政・事業者・住民が各々で自主的に考える取り組みが求められているのかもしれません。
なお、和歌山市では、現在、公共交通空白地域2地区での「住民バス」導入の可能性を探る取り組みが徐々に始まっています。こちらも何らかの動きが出てきましたらお知らせできると思います。
Posted by わかやま小町 at 22:11│Comments(0)
│和歌山交通ニュース
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