2014年03月24日
和歌山バス、4月1日路線改編・ダイヤ改定発表
和歌山バスは今日、4月1日路線改編とダイヤ改定を発表しました。
既報の系統廃止・新設以外にも動きがありますのでとりまとめます。
【路線の新設】
117系統 南海市駅-城北橋-日赤前-マリーナシティ-海南駅前
既存の116系統(南海市駅-城北橋-日赤前-マリーナシティ-海南藤白浜)の過半数をこの系統に置き換えます。
36系統 南海市駅-城北橋-日赤前-土佐町3-西浜-新和歌浦
平日午前から昼すぎまで35系統(南海市駅-舟津町-西浜-新和歌浦)を振り替え。大浦街道から日赤への移動手段が誕生。
175系統 和大駅西口-延時-労災病院前-坂田
176系統 和大駅西口-木の本-ふれあいの郷
175系統は土休日のみ7.5往復、176系統は土休日のみ8往復。イオンモール和歌山輸送を担います。
272系統 JR和歌山駅-市役所前-延時-和大-和大駅東口
273系統 JR和歌山駅-市役所前-南海市駅-次郎丸-和大-和大駅東口
272系統は172系統(JR和歌山駅-市役所前-延時-和大-和大駅東口-ふじと台)を、273系統は173系統(JR和歌山駅-市役所前-南海市駅-次郎丸-和大-和大駅東口-ふじと台)を和大駅発着に短縮したもの。平日は一部、土休日は毎時1往復運転。
【路線の経由地変更・行き先の変更】
17系統 南海市駅-城北橋-日赤前-海南駅前
121系統 JR和歌山駅-公園前-日赤前-マリーナシティ-海南駅前
ともに、海南駅前-海南日限下間を廃止。
44系統 南海市駅-本町2-JR和歌山駅-新手平-紀三井寺駅-医大病院
50系統の代替として、紀三井寺駅-医大病院間を延長運転。
52系統 南海市駅-本町2-JR和歌山駅-新堀橋-塩屋-医大病院
50系統の代替として、本町経由に変更。
【路線の廃止】
50系統 南海市駅-本町2-JR和歌山駅-新手平-塩屋-医大病院
上記の44系統・52系統の経由地・行き先変更で代替手段は確保。
100系統 JR和歌山駅-南海市駅-和大駅-りんくうタウン駅前
平均輸送人員が2人/便ということ、利用者の過半数がイオン泉南利用ということもあり、イオン和歌山開業で役割を終えます。
【これでどうなる】
イオンモール和歌山へは平日は172系統を中心に毎時2本、JR和歌山駅から172・272・273系統が毎時1本ずつの毎時3本体制が確保。和大駅発の最終も23時前と相当充実します。土休日には鳴滝団地、坂田、ふれあいの郷からも概ね毎時1本程度のバスが運行されるため、交通機関の利便性がさらに向上することが期待できます。
90年代はじめまで、新和歌浦から築地橋・県庁前・公園前を経由して南海市駅に向かう路線があったといわれていますが、36系統はこれが20年ぶりに経由地を変えて復活するともいえ、需要の掘り起こしを図る狙いがうかがえます。
反面、南海和歌山市駅-本町2丁目-JR和歌山駅間は毎時6本の運転が維持されますが、50系統の廃止と52系統の経由変更に伴い、北新橋-貝柄町-JR和歌山駅間は大幅減少。また新手平以南が毎時2本になります。さらに、海南駅-日限下間の運転取りやめが多数発生するため、海南駅以南は事実上、藤白浜にある車庫への入出庫運用のみとなります。
さらに南海市駅と和歌浦・医大・雑賀崎方面を結ぶ路線は、本町経由が毎時2本、城北橋経由が毎時3本となり、ついに城北橋経由の本数が上回ります。
もちろん公共交通機関としての公共性を維持しながらというのは原則として、民間事業者として経営資源は限られていますので、利用がごく少ない区間から、収益が少しでも見込める部分に転換するという民間事業者としてはまっとうな手法ともいえます。公共交通は利用することが存続への近道。いつもはクルマの方もたまには鉄道・バスを利用されて、いつもと違う視点で街をみるのもいいと思いますよ。
既報の系統廃止・新設以外にも動きがありますのでとりまとめます。
【路線の新設】
117系統 南海市駅-城北橋-日赤前-マリーナシティ-海南駅前
既存の116系統(南海市駅-城北橋-日赤前-マリーナシティ-海南藤白浜)の過半数をこの系統に置き換えます。
36系統 南海市駅-城北橋-日赤前-土佐町3-西浜-新和歌浦
平日午前から昼すぎまで35系統(南海市駅-舟津町-西浜-新和歌浦)を振り替え。大浦街道から日赤への移動手段が誕生。
175系統 和大駅西口-延時-労災病院前-坂田
176系統 和大駅西口-木の本-ふれあいの郷
175系統は土休日のみ7.5往復、176系統は土休日のみ8往復。イオンモール和歌山輸送を担います。
272系統 JR和歌山駅-市役所前-延時-和大-和大駅東口
273系統 JR和歌山駅-市役所前-南海市駅-次郎丸-和大-和大駅東口
272系統は172系統(JR和歌山駅-市役所前-延時-和大-和大駅東口-ふじと台)を、273系統は173系統(JR和歌山駅-市役所前-南海市駅-次郎丸-和大-和大駅東口-ふじと台)を和大駅発着に短縮したもの。平日は一部、土休日は毎時1往復運転。
【路線の経由地変更・行き先の変更】
17系統 南海市駅-城北橋-日赤前-海南駅前
121系統 JR和歌山駅-公園前-日赤前-マリーナシティ-海南駅前
ともに、海南駅前-海南日限下間を廃止。
44系統 南海市駅-本町2-JR和歌山駅-新手平-紀三井寺駅-医大病院
50系統の代替として、紀三井寺駅-医大病院間を延長運転。
52系統 南海市駅-本町2-JR和歌山駅-新堀橋-塩屋-医大病院
50系統の代替として、本町経由に変更。
【路線の廃止】
50系統 南海市駅-本町2-JR和歌山駅-新手平-塩屋-医大病院
上記の44系統・52系統の経由地・行き先変更で代替手段は確保。
100系統 JR和歌山駅-南海市駅-和大駅-りんくうタウン駅前
平均輸送人員が2人/便ということ、利用者の過半数がイオン泉南利用ということもあり、イオン和歌山開業で役割を終えます。
【これでどうなる】
イオンモール和歌山へは平日は172系統を中心に毎時2本、JR和歌山駅から172・272・273系統が毎時1本ずつの毎時3本体制が確保。和大駅発の最終も23時前と相当充実します。土休日には鳴滝団地、坂田、ふれあいの郷からも概ね毎時1本程度のバスが運行されるため、交通機関の利便性がさらに向上することが期待できます。
90年代はじめまで、新和歌浦から築地橋・県庁前・公園前を経由して南海市駅に向かう路線があったといわれていますが、36系統はこれが20年ぶりに経由地を変えて復活するともいえ、需要の掘り起こしを図る狙いがうかがえます。
反面、南海和歌山市駅-本町2丁目-JR和歌山駅間は毎時6本の運転が維持されますが、50系統の廃止と52系統の経由変更に伴い、北新橋-貝柄町-JR和歌山駅間は大幅減少。また新手平以南が毎時2本になります。さらに、海南駅-日限下間の運転取りやめが多数発生するため、海南駅以南は事実上、藤白浜にある車庫への入出庫運用のみとなります。
さらに南海市駅と和歌浦・医大・雑賀崎方面を結ぶ路線は、本町経由が毎時2本、城北橋経由が毎時3本となり、ついに城北橋経由の本数が上回ります。
もちろん公共交通機関としての公共性を維持しながらというのは原則として、民間事業者として経営資源は限られていますので、利用がごく少ない区間から、収益が少しでも見込める部分に転換するという民間事業者としてはまっとうな手法ともいえます。公共交通は利用することが存続への近道。いつもはクルマの方もたまには鉄道・バスを利用されて、いつもと違う視点で街をみるのもいいと思いますよ。
Posted by わかやま小町 at 15:14│Comments(0)
│和歌山交通ニュース
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