2021年03月17日

キシカイセイプロジェクト続々!

和歌山電鐵さんからご案内をいただきました。

まずは貴志川線の恒例行事、昨年は新型コロナの影響で中止となった「タケノコ掘り」。今年は運営方法を見直して開催が決まりました。
伊太祈曽駅~大池遊園駅の区間の和歌山市山東地区は県内屈指のタケノコの生産地。この機会に是非。

【開催日】 4月10日(土)・18日(日)・24日(土) ※荒天の場合中止
【受付場所】 伊太祈曽駅 各日とも、12:30、13:00の2回に分けて受付、和歌山市四季の郷公園まで徒歩で移動。タケノコ掘りは1時間程度の予定
【参加申し込み方法】 3月20日(土)12時より、和歌山電鐵公式サイトに開設される申し込みフォームから申し込み。各回30名。
【参加費】 中学生以上1,000円(交通費別途)・・・オリジナル測量野帳(500円)がプレゼントされます
 ※新型コロナウイルス感染症の防止のため、当日37.5℃以上の体温がある方は参加できません


また、紀の川市貴志川町は県内でも古墳が特に多く「紀州の飛鳥」とも呼ばれています。和歌山市の岩橋(いわせ)古墳群などを含めると、貴志川線沿線には県内の古墳の6割が集中しているそうです。
そこで、貴志川線としては初めて、「古墳巡りの旅in 貴志川線」キャンペーンを開始することになりました。

3月19日に和歌山、竈山、伊太祈曽、甘露寺前の各駅に古墳めぐりに関する看板が設置され、A3サイズの「古墳めぐりガイド」の配布が始まります。

古墳めぐりガイドのイメージ(和歌山電鐵提供)


2021年度から県立紀伊風土記の丘の協力で関連イベントが予定されているとのことで、新たな貴志川線の魅力がみつかるかもしれませんね。  
Posted by わかやま小町 at 20:26Comments(0)和歌山交通ニュース

2021年03月13日

わか電「おもちゃ電車」、3月25日から最後の長期運休へ

先日、たま電車ミュージアム号に改装されることが発表された、現在の「おもちゃ電車」(2276編成)。
和歌山電鐵開業翌年の2007年に、もとは沿線にあるおもちゃの卸会社のスポンサードにより誕生しました(残念ながらその会社は現存していませんが…)。白を基調としたいちご電車に対して、赤を貴重としたド派手な外装で注目を集めました。

おもちゃ電車が「たま電車ミュージアム号」に改装されることが決まり、現在クラウドファンディングで改装費用の一部の寄付を募っています。クラウドファンディング開始から3週間の時点で目標額のおよそ3割まで到達しました。
https://www.makuake.com/project/wakayamadentetsu/

このおもちゃ電車は3月25日(木)から約2ヶ月、車両点検のため運休となることが発表されました。
鉄道車両は法令により定期的に検査を行うことが義務付けられていますが、そのなかでももっとも大規模な検査をおこなう模様です。

先日、クラウドファンディング開始の記事を投稿した際に、改造に合わせてこの検査をするとみられると記載しましたが、先に検査をおこない、改造に備える、ということのようで、たいへん失礼いたしました。


電鐵によると、改造のスケジュールが順調に進めば、9月に入る頃がおもちゃ電車としてのラストランになる見込みだそうです。また車両点検の間に、おもちゃ電車の連結を解いて、見学できる機会を計画しているとのこと。
いずれも詳細が決まれば電鐵より発表されることになっています。  
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2021年03月01日

和歌山バス那賀、イズミヤスーパーセンターへの乗り入れ廃止へ

和歌山バス那賀は、3月31日限りで、県立盲学校前-紀伊駅前-イズミヤスーパーセンター間の33系統の運行を廃止することを発表しました。

イズミヤスーパーセンター紀伊川辺店開店と同時に開設され、最盛期は
 33系統 県立盲学校前-紀伊駅前-イズミヤスーパーセンター
 34系統 紀伊駅前-イズミヤスーパーセンター-桜台わんぱく広場
 35系統 県立盲学校前-紀伊駅前-イズミヤスーパーセンター-桜台わんぱく広場
 36系統 紀伊駅前-イズミヤスーパーセンター
の4つの運行形態がありました。
またバスで来店者客にイズミヤ店内での割引が適用されるサービスもあるなど、集客に務められてきましたが、道路整備なども相まって乗客は減少傾向で、ここ最近は減便が相次ぎ、33系統が残るのみとなっていました。

なお、和歌山バス・和歌山バス那賀ともこれ以外の廃止路線の発表はありませんが、新型コロナの影響もあり、乗客が大幅に減少している路線もある模様で、今後も予断は許さない状態が続くとみられます。  
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2021年02月22日

まさかのセミコンパートメント席登場?!たま電車ミュージアム号デザイン発表!

和歌山電鐵は今日、ニタマ電車こと「たま電車ミュージアム号」のデザインを発表しました。

電鐵の公式サイトにイメージパースが掲載されていますが、トリックアートにVIP席、そして他の客室と区切られたセミコンパートメントの文字が。
貴志川線の電車はロングシートですが、この部分だけボックスシートになっているようです。
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2021/02/22/tamatrain_museum/
当初は真っ黒の想定でしたが、イメージパースを見るとやや茶色がかったようにも見えます。

そして改装費用の一部、1500万円をクラウドファンディングで集めるプロジェクトも今日からスタート。記事執筆時点ですでに50万円を超える寄付が集まっています。
https://www.makuake.com/project/wakayamadentetsu/


改造されるのは現在「おもちゃ電車」となっている2276編成。当初スポンサー契約により改装されましたが、スポンサー企業は現在閉業していることと車両検査のタイミングに重なり、今回の改造種車に抜擢されたようです。

まずは無事にクラウドファンディングが成功しますように。  
Posted by わかやま小町 at 21:27Comments(0)和歌山交通ニュース

2021年02月16日

ニャン・ニャン・ニャンの日についに発表!「たま電車2 二タマ電車」

昨年の正月に構想が発表され、昨年8月にデザイン公表を予定していた和歌山電鐵の「ニタマ電車」。
新型コロナウイルス感染症の拡大で乗客数が激減するなか、デザイン発表が延期となっていましたが、2月22日(月)、ニャン・ニャン・ニャンの「猫の日」に合わせてついに発表されることになりました。

2月22日12時半から、貴志駅舎で、小嶋社長と今回もデザインを担当する水戸岡鋭治さんが発表するとのこと。
正式デザインと、どの車両が改造車両に選ばれるのかも合わせて発表されるようです。今回、初めて、クラウドファンディングを活用した資金調達が検討されているようです。

和歌山電鐵さんからいただいた資料によると「今年12月(のデビュー)の機会を逃すと数年先となってしまう」ため、コロナ禍のなか少しでも夢のある話を提供したくこのタイミングとなった、とあります。

これまでも和歌山電鐵の改造電車は改造時に車両点検を同時に行うことがありました。電車車両は毎日の点検のほか、主要部品を分解する大掛かりな点検を行うことが義務付けられていることから、このタイミングが「今年12月の機会を逃すと数年先になる」ことを意味しているのではないかと思われます。大掛かりな点検にも費用がかかることから、改造と同時実施でコストを圧縮するものとみられます。

黒字を願って黒地にする、というところまではうかがっているのですが、さてどうなることか、乞うご期待です!  
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2021年02月15日

和歌山バス、和歌山大学駅周辺エリアの運賃改定

和歌山バスは今日、3月1日より和歌山大学駅周辺エリア相互間の運賃を100円から110円に改定することを発表しました。
http://www.wakayamabus.co.jp/news/unchinkaitei20210215/

対象となるのは和歌山大学線、和歌山大学連絡線、藤戸線で、藤戸以東(和歌山大学・和歌山大学駅・東二番丁北方面)の区間で乗車と下車する場合の運賃です。
この区間はもともと和歌山バスの郊外区間と同じ運賃制度となっていましたが、和歌山大学駅の利便性向上や和歌山大学生の交通事故抑制など様々な目的で2013年9月から社会実験とし100円均一となり、以降も継続されていました。
 参照記事 http://komachi.ikora.tv/e938920.html

この間消費税増税などの際もこの運賃は変わりませんでしたが、経営状況の悪化などもあってか、今回の運賃改定に至ったものとみられます。  
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2021年02月11日

和歌山電鐵、3月13日ダイヤ改正一部減便

和歌山電鐵は2月10日、ダイヤ改正を3月13日に実施することを発表しました。

新型コロナ対応で実施している臨時減便を一部を除き恒常化させ、従来ダイヤ(臨時減便前)と比較して平日・土休日とも2往復の減便となります。
これにともない、朝夕中心にダイヤが変更になります。
新型コロナの影響で乗降客数の減少が続いている貴志川線、少しでも経営への影響を食い止めようという表れと思われます。

新ダイヤはウェブサイトに記載されています。
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2021/02/10/20210321_daiyakaisei/  
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2021年01月23日

ニタマはウルトラ駅長へ!&硬券販売+和歌山バス1月30日ダイヤ改正で減便へ

和歌山電鐵のニタマ駅長が今日付で、貴志駅マネージャー駅長から、全14駅を総括する「ウルトラ駅長」へ昇進!
それを記念して、和三盆「和にゃん盆」が個数限定で発売開始されました。こちらは24日から通販でも販売されます。
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2021/01/22/5387/

そして、貴志川線の硬券が発売開始。肉球型の入鋏がされています。こちらは和歌山駅9番ホームと伊太祈曽駅のみでの販売となります。
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2021/01/20/koken_nikukyu_punch/

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1月30日(土)に和歌山バスがダイヤ改正を実施します。
新型コロナウイルス感染症の影響で乗降客数が減少していることを受けて、全般に減便となります。

平日は深夜時間帯を中心に減便。
土休日ダイヤは土曜日ダイヤと日祝ダイヤに分割。

JR和歌山駅発でみると、和歌山市内線は土曜・日祝ダイヤとも毎時5本に、本町経由南海和歌山市駅ゆきは土曜が毎時5本、日祝は毎時4本に、といった形です。和歌山大学線は土曜・日祝ダイヤとも毎時2本に減便となります。

現在バス停に順次新ダイヤの掲出が始まっています。ウェブサイトも週明けには新ダイヤが掲出されるものとみられます。  
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2020年12月25日

Nintendo Switchが当たるかも? たま駅長 重ね捺しスタンプラリー

和歌山電鐵では新型コロナの影響で利用が落ち込んでいる貴志川線の利用喚起策の一環で「こどもと乗り放題きっぷ」を販売していますが、このきっぷを利用したスタンプラリーを開催することを発表しました。

【参加方法】 「こどもと乗り放題きっぷ」を利用し、和歌山駅9番ホーム・伊太祈曽駅・貴志駅のいずれかの駅でスタンプ台紙を入手ください。
 3つの駅すべてと、電車内に設置されたスタンプいずれか1個の合計4個のスタンプを押せばコンプリート。完成したスタンプカードは乗車記念ポストカードになります。

【スタンプ設置駅】 和歌山駅9番ホーム、伊太祈曽駅、貴志駅
【スタンプ設置電車】 いちご電車、おもちゃ電車、たま電車、うめ星電車


【特典1】
 4つのスタンプを押印したカードと、当日有効の「こどもと乗り放題きっぷ」を、9時~17時半に伊太祈曽駅窓口に持参すると「こどもと乗り放題きっぷ」1枚につき1回、もれなくプレゼントが当たるガチャガチャにチャレンジできます。

賞品:たま賞 こども商品券 5,000円分 5本
   ニタマ賞 図書カードNEXT 1,000円分 10本
   よんたま賞 図書カードNEXT  500円分 50本
   和歌山電鐵賞(参加賞) 和歌山電鐵缶バッチ 1個

【特典2】
 特典1にチャレンジし、さらに当日、対象施設での合計1,600円(税込)以上の買い物や食事をした場合、期間中、合計10名に「Nintendo Switch」が抽選で当たります。
 対象施設は伊太祈曽駅窓口と貴志駅たまカフェ・たまショップ、和歌山電鐵グッズの購入やたまカフェでの飲食が対象となります。当日の日付が入ったレシートを持参。「こどもと乗り放題きっぷ」1枚につき1,600円(税込)以上を1口として抽選に参加できます。


和歌山電鐵ではキシカイセイプロジェクト第6弾として、今日12月25日から2021年3月21日まで実施されます。  
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2020年12月18日

JR西日本、3月13日ダイヤ改正を発表

JR西日本は来年3月13日にダイヤ改正を行なうことを発表しました。

和歌山支社管内のリリースはこちら。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_wakayama.pdf

まず、きのくに線紀伊田辺以南の普通電車をすべて新型227系電車に置き換えます。現在、周参見発の4両編成の電車がありますがこれも227系2両に置き換わる見込み。同時に、和歌山県内のJR全線でICOCAなど交通系ICカードが利用できるようになります。

また、他地区にならう形で和歌山地区でも阪和線・きのくに線で終電の繰り上げ、始発の繰り下げが実施されます。特に和歌山0時過ぎに発車する御坊ゆきが廃止されることから、かつての「新宮夜行」の系譜を引き継ぐ列車が消滅することになります。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で乗客が減少している列車の減便も実施されます。
特急くろしおの上下6本が金曜・土休日のみの運転に、日中の和歌山-御坊間の普通電車のうち上下8本が和歌山-湯浅間の運転に短縮されます。運転日は利用動向をみて判断するとのこと。

特急くろしおについては、新宮発着と白浜発着の一部入れ替えが発生しますが、白浜発着列車はすべて県内主要駅停車となります。またくろしお1号をパンダくろしおに変更するなど、使用する列車の変更が発生することになっています。


新型コロナウイルス感染症の影響で乗客の減少が大きく、やむを得ない改正といえるかと思います。今後の利用動向を注意深く見守っていきたいところです。  
Posted by わかやま小町 at 19:18Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年12月16日

WEST EXPRESS 銀河、来年和歌山へ!

JR西日本は今日、人気長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の運行計画を発表。来年夏から秋にかけて、京都-新宮間を特急列車として運行する予定であることを明らかにしました。

★プレスリリース(PDF)
 https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201216_00_ginga_unkouhoumen.pdf
★WEST EXPRESS銀河特設サイト
 https://www.jr-odekake.net/railroad/westexginga/

京都発は夜行列車、新宮発は昼行列車とすることまでは明らかになっていますが、具体的な運行日や停車駅などは追って発表としています。WE銀河をめぐっては、10月に新宮・東牟婁エリアの市町村長がJR和歌山支社を訪れ、新宮方面への運行を要請していました。運行に際しては停車駅での「おもてなし」も検討されているようですので、具体的な運行計画の発表が待たれます。


このほか、JR西日本の今日の発表では、10年後を目処に、駅業務の縮小を進めていく方針が具体的に明らかにされています。既にこの方針は明らかになっていましたが、ICカード乗車券や特急券等のネット予約の普及、運行情報アプリ・MaaSアプリの配信などで、駅で行なう業務の縮小が図られています。今後は、遅延証明書の完全電子化、チケットレス特急券サービスの対象エリアのさらなる拡大をすすめるとともに、高機能券売機の増設にともなう「みどりの窓口」設置駅の縮小などを進めていくとしています。
 https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/12/page_17086.html

和歌山県内では例えば湯浅駅が駅舎建て替えに合わせて高機能券売機を設置し、無人化するなどの省力化が始まっていますが、今後京阪神エリアにも広がっていきそうです。
また、時差通勤をした人にICOCAポイントを付与する取り組みを阪和線などで導入するなど、混雑の平準化も図っていくそうです。


毎年の恒例でいえば12月の第2もしくは第3金曜日に、翌春のダイヤ改正の概要が発表されます。先週金曜日には発表がありませんでしたので、あさって金曜日に発表される可能性が高いとみられます。
京阪神エリアの終電繰り上げが大きな話題になっていますが、和歌山地区でも新型コロナの影響で乗降客がかなり減少しているようです。終電繰り上げや閑散時間帯の減便などが行われるのか、注目したいところです。  
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2020年12月04日

「紀の川コミュニティバス」土休日運休へ/和歌山バス年末年始フリー乗車券

岩出市と紀の川市西部を巡回する「紀の川コミュニティバス」は今年で運行開始から丸20年が経過。複数の自治体を行き来する長距離のコミュニティバスとして1日6往復運行されています。

この運行には国と県の補助金が充当されていましたが、利用人数の減少により補助金が打ち切られ、利用料収入と岩出市・紀の川市の内部補填のみが財源となってしまったことから、2021年1月から、年末年始に加え、土曜・日曜・祝祭日が運休日に追加されることになりました。運行ダイヤは変更ありません。


和歌山バスは今年も恒例の年末年始フリー乗車券を発売しています。
1枚1,000円で、12月30日から1月3日までの間、空港リムジンバス・ふじと台バスを除く和歌山バスの一般路線バスに乗り放題となります。
http://www.wakayamabus.co.jp/topics/sinsyun2019/

なお、年末年始は特別ダイヤになる見込みですので、ご利用時は注意してくださいね。  
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2020年11月30日

和歌山市内を連接バスが走る?南海×和歌山市、BRT検討スタート

南海電鉄と和歌山市は今日、和歌山市内でのBRT(Bus Rapid Transit)の共同研究を実施することを発表しました。
http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/201130.pdf

第1弾として南海バスが関西空港で運行している連節バスを利用し、南海和歌山市駅・JR和歌山駅と和歌山マリーナシティの区間を試走し、交差点等の改良の必要性などの研究をするということです。

和歌山市は、和歌山マリーナシティがIRの候補地になっていることから、仮に国から認められ、開業した際の輸送が課題となっています。和歌山市の尾花市長はこれまで和歌山市内でのLRTの導入可能性を探る方針を明らかにしていましたが、軌道系交通機関の新設は費用面で大きな課題もあることから、連接バスを使ったBRTに舵を切ったとみられます。

鉄道もバスも運転士不足が深刻なため、鉄道の延伸やLRTの新設、バスの頻発も簡単ではなさそうな社会情勢です。1人の運転士で100人超を輸送できる連接バスは一定の役割が期待できそうです。

なお、和歌山市が今年3月に策定した公共交通網形成計画では、BRT・LRTの導入可能性も踏まえながら、公共交通を基幹路線と支線という形に再編する方針が示されており、この方針を具現化する方策の一つと位置づけられそうです。  
Posted by わかやま小町 at 21:28Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年11月20日

和歌山県、公共交通機関資料集を公開

和歌山県総合交通政策課は、今週、昨年度版「公共交通機関資料集」を公開しました。
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020500/book.html

そこで、毎年恒例、和歌山都市圏の路線バスの乗車密度(1kmあたり乗車人数)を系統別にまとめた表を公開しました。
過去5年間の推移もご覧いただけます。
https://ocean547.net/wap/pdf/20201119.pdf

今年3月1日現在ですので新型コロナウイルス感染症の影響が出始めた頃、ということで前年とさほど大きな変化はあまりないようです。
今年度がどうなっているのかが心配ではあります・・・。  
Posted by わかやま小町 at 20:29Comments(0)和歌山交通ニュース

2020年11月11日

なんと75%オフ!わか電「こどもと乗り放題きっぷ」登場 ほか

和歌山電鐵さんからリリースをいただきました。

新型コロナウイルス感染症の拡大以降、乗客の減少傾向が続いている公共交通機関を支援する行政施策があちこちで展開されています。
和歌山電鐵では、そんな行政支援を活用し、おとな1人とこども1人の2人利用時に貴志川線が1日乗り放題になる「こどもと乗り放題きっぷ」が11月13日から限定発売されます。

このきっぷは1枚300円。通常、貴志川線1日乗車券をおとな・こども1人ずつ購入すると800円+400円=1,200円ですので実に75%オフ!になります。また、道の駅・四季の郷公園内「火の食堂」で1,500円以上の食事をし、このきっぷを提示された場合にはドーナツ1個プレゼントがあるほか、伊太祈曽駅のレンタサイクル料金の割引の優遇があります。

発売期間は2021年3月21日まで(利用期間は2021年3月31日まで)ですが、予算の上限に達した時点で発売終了となります。

詳しくはウェブサイトをご覧ください。
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2020/11/11/kodomo_to_kippu/



また、紀の川市のまちづくり会社(DMO)である一般社団法人紀の川フルーツ観光局が、観光庁のモデル事業を用いて、和歌山市内と高野山の間を紀の川市内の観光スポットを巡りながら結ぶ「ループバス」の運行を今週末から12月6日までの土曜・日曜・祝日に実施します。
高野山巡りをされたい方、いかがですか。
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2020/11/11/tachiyori_liner/  
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2020年10月20日

県内でも進む、車両の抗ウイルス加工

新型コロナウイルス感染症の影響による乗客の大幅減から、なかなか復調の兆しが見られないなかではありますが、鉄道・バス各社とも様々な対策を進めています。

鉄道・バスの車内にSIAA(抗菌製品技術協議会)が認定した、ウイルスを不活性化させる触媒を乗客の手に触れるところにコーティングする作業が各地で急ピッチで進められています。この触媒は、人間が触っても無害で、剥がれ落ちることもないそうです。

JR西日本、南海電鉄では車両への抗ウイルス加工を順次進めています。和歌山電鐵は車両数が少ないこともあってすでに作業は完了。
和歌山バスも順次作業が進められています。

和歌山バスの作業の様子
http://www.wakayamabus.co.jp/news/covid-19_20201008/
南海電鉄の作業の様子
http://www.nankai.co.jp/library/pdf/prevention.pdf
和歌山電鐵の作業の様子
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2020/09/30/kokin/
JR西日本の作業の様子
https://www.westjr.co.jp/info/corona_taisaku.html  
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2020年10月10日

わか電、全駅入場券の硬券セットを限定発売

わかやま電鉄さんよりリリースをいただきました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、10月14日「鉄道の日」にちなんだイベントが軒並み中止になるなか、少しでも盛り上げようと、入場券セットを限定販売することを発表しました。

A型硬券とよばれる横5.75cm×縦3cmサイズで、貴志川線全14駅分の入場券(鉄道の日にあたる「20.10.14」の日付入り)を、水戸岡鋭治さん監修のデザインによるA4サイズの台紙に収めたもの。価格は1セット2,800円です(全駅の入場料+台紙代金)。

限定500セットが、伊太祈曽駅窓口もしくは通販サイト「たま駅長グッズショップ」https://shop.wakayama-dentetsu.co.jp/で購入できます。

デザインはウェブサイトで確認できます。
https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2020/10/09/nyujoken1014/  
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2020年09月17日

わか電、通販サイトリニューアル、新グッズも販売! ほか

わかやま電鉄は、あさって9月19日土曜日に通販サイト(http://ichigoec.com/)を全面的にリニューアルします。決済手段を追加し、さらに利便性が向上するとのことです。

そして今日、19日から販売が開始されるグッズが公表。サンプルをいただきました!


今回発売されるのは、2021年カレンダー、ニタマパスケース、ニタママスクの3種類。
ニタママスクは、S・M・Lの3サイズ、白とグレーの2色が用意されていますが、駅長たまのTwitterで少し前から告知されていたため、発売開始はいつになるのかという問い合わせも多数届いていたそうです。
実は、和歌山に本社を置く島精機製作所の「ホールガーメント」技術を使って縫製されたマスク!なかなかかわいいですよ。

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今日、JR西日本は来春のダイヤ改正での京阪神地区の終電繰り上げを正式に発表しました。
阪和線は和泉砂川以北が対象になるということで、和歌山県内への影響はなさそうです。
詳しくはこちらのプレスリリースを(PDF・2.8MB)。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200917_00_saisyuuressya.pdf  
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2020年09月03日

わかやませんりゅう 募集!

JR和歌山線の沿線自治体で構成する和歌山線活性化検討委員会では、和歌山線を取り上げる川柳を募集する「わかやませんりゅう」の募集をはじめました。

テーマは
・和歌山線に新しく導入された新型車両や ICOCA を題材にしたもの
・和歌山線ならではの魅力、特長を題材にしたもの
・沿線の魅力、特色、特産品、観光地を題材にしたもの
・詠み人の、和歌山線への思いが伝わるもの
の4つ。

応募資格は和歌山線を利用する沿線にお住まい、またはお仕事をされている方。

締切は10月31日。入選された方には記念品のプレゼントも!
この機会に応募しませんか。

詳しくは委員会のウェブサイトをご覧ください。
http://wakayamasen.com/sennryuu/  
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2020年09月01日

和歌山バス「OCEAN」塗装車、残り2台に

(おわび)初出時、1台と記載していましたが、2台でした。失礼いたしました。

1994年、和歌山マリーナシティで開催された「世界リゾート博」をご記憶の方はもう30代半ば以上になるでしょうか。
関西空港開港に合わせて開催され(関空開港延期に伴って博覧会も1年延期になりましたが…)、想定来場者数150万人のところ、好天に恵まれたこともあって300万人近い来場者を数えるビッグイベントになりました。
JR和歌山駅、南海和歌山市駅、JR海南駅からマリーナシティゆきのバスがどんどん出ても追いつかない、という事態になったとか。

このタイミングで和歌山バスは車両の世代交代が進みました。
1994年から95年にかけて、当時国内でバスを製造していた日野自動車、いすゞ自動車、三菱ふそう、日産ディーゼルの全4メーカーからバスを導入。一部をリゾート感を意識したグレードの高い「OCEAN」塗装車としてデビューさせて和歌山市民を驚かせました。


90年代後半、西口広場整備前のJR和歌山駅前バスのりばに停車中の「OCEAN」塗装車。
車内には広告を映写するテレビモニターが設置され、窓も少し黒いブロンズガラス。カーテンは横引のプリーツカーテン。座席も専用カラーで、一般の路線バスよりもかなりグレードが高い内装でした。
なかには定期観光バスや貸切利用を想定して補助席を搭載した車両も確か2両あったと記憶します。


こちらは和歌山県教育委員会が小学生の夢を実現しようと実施した「夢プラン」で採用された「夢プラン号」。小学生の絵画がバス側面にあしらわれています。

原則として広告看板をつけない仕様(後年に広告看板がついた車両もあります)だったため、00年代に入ってからはよくラッピング広告が施され、"すっぴん"の塗装を見られる機会が減ってしまったのがちょっと残念ですが・・・。

で、この時期に導入された車両、すでに導入から20年以上が経過しており、老朽化のため引退が進んでいます。30台近く導入されたこの時期の車両も残り4台。OCEAN塗装に関しては残り2台になってしまいました。最後のご奉公といえるでしょうか。

ちなみに、こちらも同時期の車両。定期観光バスとして活躍されたあとは専門学校の送迎に使われています。もう導入から27年になるはず。もうしばらく活躍しそうです。
  
Posted by わかやま小町 at 23:11Comments(0)和歌山交通ニュース