2025年03月27日

「和歌浦口ゆき」がなくなる!和歌山バス、4月7日ダイヤ改正

和歌山バスは今年4月7日にダイヤ改正を実施することを発表しました。
近大附属校・信愛の休校日ダイヤが終わってからの改正となります。

・現在4カ所乗り場がある「和歌浦口」バス停を、国道42号線上の「和歌浦口」2カ所と、和歌山バス本社営業所側の「和歌浦西」2カ所に分割。
 5・13・25・55・56系統の「和歌浦口」ゆきを「和歌浦西」ゆきに変更
・87系統(JR和歌山駅→貝柄町→近大付属→鳴滝団地)を、JR和歌山駅発近大付属和歌山校ゆきの直行に変更
・187系統を新設(南海和歌山市駅発近大付属和歌山校ゆき直行)
・一部系統で所要時間の見直し
 などがおこなわれます。

 和歌浦口バス停は、国道上のバス停2カ所と、和歌浦口が終点となる各系統と30・34系統雑賀崎循環線用のバスが止まる和歌山バス本社営業所向かい側のバス停に加え、塩屋街道を通る55系統・56系統の和歌浦口始発便が止まるバス停が営業所の目の前に開設され、都合4カ所の和歌浦口バス停が設置されていました。ただ、国道上のバス停と、営業所前のバス停の間は少し離れており、路線によって乗降位置が大きく異なる事態となっていました。
 それに加え、2024年度、和歌山バス本社営業所内に待合室が整備されたことなどから、国道上を和歌浦口、営業所前を和歌浦西とする形で分離することになったものとみられます。南海電鉄がスローモビリティの実証実験をおこなうこともあり、今後は「和歌浦西」が雑賀崎・和歌浦方面の観光の結節点になる…のかも。

 なお、和歌浦西始発の5・13・25系統の南海市駅・JR和駅方面ゆきは国道上の和歌浦口バス停を経由して秋葉山へと向かいますが、和歌浦西ゆきは現行の国道上の和歌浦口バス停には止まらないので注意が必要です。




 和歌山バス・和歌山バス那賀ともICカード乗車券・バスロケーションシステムを導入しており、細かい乗降データ・運行情報を得られるようになっています。利用・運行状況に応じた細かい利便性向上・効率化のプランを立てやすくなっており、こうした調整は今後も行われるのかもしれません。  
Posted by わかやま小町 at 23:40Comments(0)和歌山交通ニュース

2025年03月25日

和歌山バス那賀、4月1日ダイヤ改正

和歌山バス那賀は4月1日にダイヤ改正を行うことを発表しました。

・126系統(近畿大学-根来-紀泉台-紀伊駅前-開智中学高校前)を廃止
・急39系統(西三谷発、根来-紀泉台-紀伊駅前(ノンストップ)近大付属和歌山校前ゆきを新設
・急38・39系統に六十谷バス停を新設し、開智中学高校前バス停の代替に
・27系統の紀泉台地区の運行を反時計回りに変更し127系統に改称。紀泉台ロータリーゆきは中筋日延地区で粉河加太線バイパスを通り時間短縮

 126系統は紀伊駅前からF.B.Tまで各停便でしたが、近大附属発着の急38系統と似た時間帯に独立して運行していたことから、これらを統合し、近大附属・開智中高の生徒をまとめて運ぶことにしたものと思われます。また急39系統の西三谷始発便を設けることで、(近畿大学始発ではないため)車両の走行距離を抑える目的があるようです。

 現行の27系統は紀伊駅から紀泉台地区を時計回りに巡回し紀伊駅に戻る循環路線ですが、往路は池の川バス停(粉河加太線旧道)を経由せずバイパスを経由するとともに紀泉台地区の回り方を反時計回りに変更することで、紀伊駅前ゆきを同じ向きのバス停に統一します。  
Posted by わかやま小町 at 19:35Comments(0)和歌山交通ニュース

2025年03月10日

わかやま線サイクルトレインプラス 本実施へ

JR西日本は、実証実験を行っていた、和歌山線でのサイクルトレイン「わかやま線サイクルトレインプラス」を3月16日から日曜・祝日限定、完全予約制で本格実施に移行することを発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/2025/03/page_27588.html

乗降が可能な駅は、和歌山、岩出、粉河、橋本、五条の5つとなっており、列車1本につき自転車4台を上限に事前予約制で受け付けます。
一部利用できない列車があるので詳細は上記プレスリリースからご確認ください。
   
Posted by わかやま小町 at 17:21Comments(0)和歌山交通ニュース

2025年02月26日

南海電鉄、和歌山市雑賀崎・田野地区で「ラストワンマイル輸送」「観光輸送」実証実験

南海電鉄などは3月8日から、和歌山市雑賀崎・田野地区で、電動車「グリーンスローモビリティ(通称:グリスロ)」を活用した輸送サービスの実証実験を開始することを発表しました。
https://www.nankai.co.jp/news/250219_1.html

雑賀崎・田野地区は和歌山市でも特に高齢化率が高く、路線バスが運行されている県道から居住エリアまで急坂が多い環境にあります。また観光地も多いものの道路が狭いことから公共交通でのアクセスが難しいという課題もありました。
そこで平日は主に地域住民向けの「ラストワンマイル輸送」を、土休日は主に観光客向けの「観光輸送」をこのグリスロで担うことにしたものです。

実証運行は3月8日から6月22日の間実施(毎週水曜日、大型連休前後は運休)。事前予約が優先となります。

このうち、ラストワンマイル輸送は概ね10時台~16時台にバス停と目的地の間を移動することができます。
3月から4月にかけては新和歌浦バス停から田の浦口バス停を経由し、浪早ビーチ、雑賀崎漁港を経由し雑賀崎バス停までの間が基本ルート。5月から6月にかけては田の浦バス停から浪早ビーチ、雑賀崎漁港、番所庭園、雑賀崎灯台を経由し、雑賀崎遊園バス停までが基本ルートとなります。

観光輸送は1日最大2本、ラストワンマイル輸送の5月・6月のルートを基本に運行され、途中の観光を楽しみながら2時間かけてめぐります。

田野地区を通る生活道路は大型車の通行が困難で、雑賀崎をめぐる県道から自家用車で行き来するのが躊躇されるケースも少なくありません。一方、雑賀崎漁港などから雑賀崎灯台に至るには遠回りが必要で、周遊するには不便、という立地。今回の「グリスロ」の実証実験結果がどうなるか、期待したいところです。

  
Posted by わかやま小町 at 23:00Comments(0)

2025年02月22日

わかやま電鉄×「夏目友人帳」コラボイベントスタート

今日2月22日は「にゃん・にゃん・にゃん」のネコの日ということで、毎年わかやま電鉄ではイベントを開催しているのですが、今年は「ごたまふく駅長」のキャラクターデザインが発表された・・・だけではなく、人気コミック「夏目友人帳」(https://www.natsume-anime.jp/)との期間限定コラボイベント実施が発表されました。

https://wakayama-dentetsu.co.jp/event/15502/

「夏目友人帳」は、白泉社の「LaLa」で連載されており今年が連載22周年。この作品の主人公の夏目貴志(たかし)は、貴志川線終点の貴志(きし)駅と同じ文字。そして、夏目貴志の"相棒兼用心棒"の「ニャンコ先生」がまねきネコで、しかも貴志駅に来たことがある!という不思議な縁で今回のコラボに至ったとのこと。

貴志川線と夏目友人帳のコラボイベントは今日2月22日から6月6日まで。
・和歌山・伊太祈曽・貴志の3駅に記念スタンプを設置(スタンプ押印は電車利用者に限ります。乗車確認印をもらってください)、ニャンコ先生の等身大パネルの設置
・3月6日からは2275編成「たま電車」を夏目友人帳がジャック。コラボ限定オリジナルヘッドマークのほか、車内の本棚やポスターなどがすべて夏目友人帳になるほか、ニャンコ先生もどこかに登場、だそうです。

これまでもドラえもんとのコラボなどの実績がありますが、3カ月以上にわたるコラボは初めてでは・・・?
どこまで話題になるか期待したいところです。


ごたまのキャラクターが採用されたグッズの販売も始まっています。詳しくはこちらから。
https://wakayama-dentetsu.co.jp/info/15499/  
Posted by わかやま小町 at 14:30Comments(0)和歌山交通ニュース