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これまでJR西日本では京阪神の各路線に「アーバンネットワーク」と称して、東海道線大阪－京都間をJR京都線、東海道線大阪－神戸・山陽線神戸－姫路間をJR神戸線、のような路線愛称を設定したり、大阪環状線＝赤、阪和線＝オレンジ、のようなラインカラーを設定してきましたが、今年度大転換を図ることが昨日発表されました。

http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/08/page_5993.html

ラインカラーについては既存区間については学研都市線がJR東西線と一体化してピンクに、JRゆめ咲線が紺色に、など一部の変更にとどまりますが、舞鶴線、桜井線、和歌山線、きのくに線の一部区間など新たにラインカラーが設定。和歌山地区では、和歌山線が薄いピンク、きのくに線和歌山－御坊間がオーシャングリーンに設定されます。

また路線記号が新設され、大阪環状線をOとし、敦賀－米原－京都－大阪－姫路－上郡・播州赤穂間がA、湖西線がB、のように環状線の外側を反時計回りにアルファベットを付与します。M・N・X・Y・Zが欠番。和歌山地区では阪和線がR、和歌山線がT、きのくに線がWとなります。

これに伴い、駅構内の乗り場案内、車内の停車駅案内にも路線名に路線記号が追加されます。上記プレスリリースによると、たとえば大阪駅の1番乗り場では、「大阪環状線　内回り　西九条・新今宮・天王寺／ユニバーサルシティ・関西空港・和歌山・奈良」の案内に、大阪環状線の「O」のほかに、JRゆめ咲線の「P」、大和路線の「Q」、阪和線の「R」、関西空港線の「S」が付与されるようです。
また、紀州路快速の車両「紀州路快速」の表示の前に、和歌山行には阪和線の「R」、大阪方面ゆきには大阪環状線の「O」が付与される予定。

今年度順次取り替えられるとのことで、京阪神地区のJR駅・車両の案内が一新されることが想定されます。慣れるまで「あれ？」って思うかもしれませんね。


同様の取り組みは広島地区でも開始されることが発表されており、一部情報では岡山地区でも検討されているとのこと。
最近「駅ナンバリング」のように外国人旅行者や地域外からの利用客向けの施策が各社進んできていますが、JR西日本もまず手始めに路線記号から、といったところでしょうか。

ちなみに、和歌山地区では、わかやま電鉄が事実上の駅ナンバリングをスタートしていまして、4月に取り替えられた駅の運賃表には、各駅に車内整理券番号と同じ数字が付与されています。