2018年09月07日

和歌山県内の鉄道、台風21号の被害からの復旧進む

今月4日に和歌山県を襲った台風21号。一時は県内の全鉄道路線が運転を見合わせるなど大きな影響が出ました。
復旧が進み、運転を見合わせているのは、南海高野線の高野下-極楽橋と鋼索線(ケーブルカー)の極楽橋-高野山のみとなっています。橋本駅-高野山駅で代行バスが運行されています。

JR・南海の現在の運行状況は以下のとおりです。

●JRきのくに線・紀勢本線
 被害が少なかった白浜-新宮から運行を再開。現在は全面復旧。
●JR阪和線
 日根野駅の車庫で架線を支える柱が傾き、車庫から電車を出すことができなかったことから本数を減らして運行を再開。明日8日からは関空快速もりんくうタウン-大阪環状線間で、特急はるかは日根野-京都・草津・米原間で運行を再開。概ね通常通りに戻ります。
●JR和歌山線
 倒木撤去のほか、沿線の停電により踏切等の保安設備の復旧が長引き、今日7日午後にようやく全線運行再開となりました。

●南海本線・加太線・和歌山港線
 尾崎駅が全焼する火災に見舞われましたが概ね通常ダイヤに。尾崎駅は来週11日から仮設改札口を設置し営業を再開する見通し。明日から空港急行はりんくうタウン-なんば間で運行を再開。


タンカーが衝突した空港連絡橋は道路の損傷が激しく、その道路が鉄道部分に覆いかぶさるようにずれ込んできているため、JR関西空港線・南海空港線ともりんくうタウン-関西空港間の復旧には相当日数かかるとみられます。

【9月9日9時追記】 紀州鉄道、一部区間が運転見合わせとなっている旨、お知らせをいただきました。紀伊御坊-西御坊間が踏切不具合のため運転見合わせとのこと。追記するとともにお詫びいたします。  
Posted by わかやま小町 at 21:42Comments(0)和歌山交通ニュース