2017年03月23日

4月1日、和歌山バスダイヤ改正、市駅発着が漸減、マリーナゆき増発、「和大ライナー」も(追記あり)

4月1日実施の和歌山バスダイヤ改正の内容が明らかになりました。23日午前から順次、各バス停に新ダイヤが掲示されており、24日午前に新ダイヤがウェブサイトで確認できるようになりました。

今回のポイントは、引き続き利用実態に合わせた選択と集中といえるのではないかと思われます。
土休日には外国人観光客が多いマリーナシティ方面の輸送を増強。国道42号線から紀の川を越えてイオンモールがある和大前駅を結ぶ系統が新設。42号線方面から紀の川を越えて和歌山市北部に直通する系統は少なくとも25年以上存在していませんでしたので久方ぶりの復活になります。
また、平日1往復からのスタートになりますがJR和歌山駅-和歌山大学間にノンストップの「和大ライナー」が登場。近大附属校を経由する83系統も帰り時間帯に1本増加するなど、旅客が見込めるところを集中的に増強した形です。

一方で、南海和歌山市駅を発着する系統を中心に減便も実施され、南海和歌山市駅-本町2丁目-JR和歌山駅間は日中12分に1本になります(0系統2本、42・44・52系統各1本)。最盛期は日中6分に1本でしたので実に半減です。また、市駅から42号線方面に向かう路線も一部減便となり、日中は本町経由2本・城北橋経由2本の合計4本になる時間帯ができます。

ほかにも始発の繰り下げ、終発の繰り上げが行われる路線があります。

【追記】 4月1日より、土曜・休日にJR和歌山駅からガーデンパーク、イオンモールに2人以上で往復する場合、割引となる「お買い物きっぷ」が新設されること、バスの行き先表示と車内運賃表示で経由地表記や外国語対応の拡大などが実施されることも発表になっています。


●新設系統
 122系統 JR和歌山駅-公園前-医大前-琴の浦-マリーナシティ
  土休日のみ毎時1本運転。121系統・42系統と合わせて和歌山駅-マリーナシティ間は土休日毎時3本に増発。
 125系統 和歌浦口-県庁前-延時-和大前駅西口
  土休日のみ2時間に1本運転。久々の42号線-26号線直通系統になります。
 161系統 JR和歌山駅-屋形町-県庁正門前-和歌山港駅
  従来1日6往復の160系統(JR和駅-和歌山港駅・運輸支局前-南海市駅)の半分が和歌山港駅止まりに短縮。
 65系統 南海和歌山市駅-貝柄町-JR和歌山駅
  下記の71・171系統廃止に伴う代替措置。平日のみ、上下4本。
 79系統 JR和歌山駅(ノンストップ)和歌山大学
  「和大ライナー」という愛称がつきます。まずは平日1往復、長期休暇時は運休。

●廃止系統
 16系統 南海和歌山市駅-城北橋-日赤前-医大前-海南駅前-藤白浜
 116系統 南海和歌山市駅-城北橋-日赤前-医大前-マリーナシティ-海南駅前-藤白浜
   海南駅前-藤白浜間の廃止によるもの
 36系統 南海和歌山市駅-城北橋-日赤前-西浜-新和歌浦
 71系統 JR和歌山駅-貝柄町-南海和歌山市駅-延時-和歌山大学
 171系統 JR和歌山駅-貝柄町-南海和歌山市駅-延時-和歌山大学-ふじと台

●運行経路の変更
 76系統 南海和歌山市駅-北島-次郎丸-木の本-ふれあいの郷
  もとの運行経路に戻ります。

●このほかのトピックス
・ふじと台・和歌山大学エリアは初乗り100円の社会実験が2年間にわたって行われてきましたが、いまのところ中止の話題はないことから4月からも引き続き100円になるものとみられます。
・4月から10月の土休日に毎時1本運転だった22系統(JR和駅-浜の宮海水浴場前-マリーナシティ)は、122系統が新設されることもあり、7月・8月の土休日1本往復のみのレア系統になります。  
Posted by わかやま小町 at 19:05Comments(0)和歌山交通ニュース